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安定感抜群!オススメのコーヒーの入れ方 | 浸してペーパーでこす

安定性重視のコーヒーの入れ方です。

コーヒープレスの再現性の高さ(安定感)と、ペーパーで”こす”ことによる、舌触りの良さ・後始末の容易さを兼ね備えた方法として、考え出した方法です。

【2杯分=コーヒー16g、出来上がり240cc】

計量(かなり大事)・器具の準備

豆を計量するのは、かなり大事です。

豆の量をきちんと測ります。16g。
うちで使っているデジタルはかりは 0.1g単位で測れるもの。
見づらいですが、表示は16.1です。
ヤカンなどでお湯を沸かしておきましょう。

重さでお湯の量を測る

測った豆をミルで挽き、メジャーカップに入れます (280cc以上入るもの)
豆の入ったメジャーカップをデジタルはかりに載せて、リセットボタン。
表示を0にします。
ここにお湯を注いでいけば、重さでお湯の量が分かります。

ひょいと思いついたやり方ですが、これはとてもいいアイディアだと思います。

お湯を注ぐ

砂時計は便利です。

出来上がり240ccにするために、280ccのお湯を注ぎます。

だいたい40ccくらいは、豆が吸収して抽出されません。

ある程度慎重に、注ぎましょう。
入れすぎてしまうと、戻すことは出来ません。
数グラム程度なら問題なし。 今回は283.0g注ぎました。

お湯を注いだあと、スプーンで軽く混ぜてから 3分おきます。

ペーパーでこす

コーノのドリッパーとペーパー

私が愛用しているのは、 コーノ製のドリッパーとペーパーです。(当時)

ハリオも同じような形のものを出しています。 差は分かりません。

サーバーにはこだわりが全く無く、これはカリタ製です。

透明なメジャーカップを使うことが多いです。 (パイレックス)

静かに注ぎ、こしていきます。

セットしたペーパーに、 コーヒーを浸した液を注いでいきます。

画像では素手で持っていますが、ミトンや、ふきんを使ってください。
私は、慣れているので、素手でやってしまいました。

最初から、取っての付いたメジャーやサーバーを使えば、
熱さを気にする必要はありません。

こし終わりました

右側のサーバーに入っているのが、 抽出したコーヒーです。

ペーパーの縁に、 あくのようなものがへばりついています。
これは、金属フィルターであるプレスと違うところです。
プレスでは、カップに入ってしまうもの。

現状では、私はペーパーでこしたほうが好きです。

後始末

水道で水を注ぐ

コーヒープレスも、 入れ終わった豆殻の始末が、意外と面倒です。

三角コーナーにバサッとあけたいところですが、我が家では嫌がる人もいるので、避けています。

この浸してペーパでこす方法の場合には、 ほぼ、すっきり片付きます。

コーヒーとお湯を混ぜたメジャーカップに残った豆殻を 始末すればいいのです。

水を注いで、くるくる回します。

使い終わったドリッパーを片手で持ち、
そこへ、メジャーカップに入っている豆殻入りの水を ジャッと注ぎます。

ほぼきれいになったメジャーカップを、ドリッパーの下において水を受けます。

すこし時間がかかりますが、 放っておくと、豆殻はペーパーに集約されます。

メジャーカップをまだすすぎたい場合は、再度、クルクル→ジャッを行ってもいいです。

出来上がり

油浮きはありません

ちょっとおしゃれに、 いつもはあまり使わない透明のカップにしてみました。

白いカップの方が、液色はよく見えるかもしれません。

まとめ

この入れ方、だれがやっても失敗が少ないです。

いつも同じように入れたいという人には、オススメです。

豆の良し悪しを確認するという目的のためにも、有効です。

私にとってかなり満足度の高い入れ方です。

(留意点)

豆の持っているものを出し尽くすという感じですから、
いわゆる雑味といわれるものも、カップに入っています。

(プレスよりは少ないと思いますが)

お湯に浸しておくことの功罪の、罪の部分だと思います。

コーヒーの複雑性よりも、まろやかさを追及したい人には向かないと思います。

また、質や状態がよくない豆にも向かないと思います。

コーヒーを入れるといえば、多くの人がハンドドリップを思い浮かべると思います。
ペーパーでこすハンドドリップは、 道具も少なくていいし、
入れ終わった後の豆殻の始末も簡単です。

しかし、お湯の注ぎ方(スピードと注ぐ場所)は、個人差が大きく、
お湯の注ぎ方によって、コーヒーの出来が、ある程度左右されます。

(おいしくない豆を使いながら、入れ方でおいしいカップすることは出来ません。このへんを錯覚している人が多いと思います。気をつけましょう。)

お湯の注ぎ方を一定にするには、
上手な人にアドバイスをもらった後 練習あるのみです。

スポーツと同じ。
(練習しないで、「上手くできない」という人も多いですね。)

今回ご紹介したのは、豆に一定量のお湯をドバドバと注ぎ、
時間を置いてから、 紙でこす、というやり方です。

注ぎ方に差は出ません。

きちんと量や重さ、時間を計るということがポイントです。
(2015.08.15)

水出しコーヒーのつくり方 | 専用器具が無くても、氷を使えばいい

水出しコーヒーとは、
お湯を使わず水で抽出するコーヒーのことです。

温度が低いとコーヒーの成分は溶けにくいのですが、
ゆっくりと時間をかければ、 水でも抽出は出来るのです。

ただし、溶け出る成分にはやっぱり違いがあって、
水だとエグミなどの雑味が抽出されにくく、
水出しコーヒーはクリアなさっぱりとした味になります。

また、香り成分もあまり抽出されません。

豊かな香りというわけには行きませんね。

ゆっくりと抽出するためには、
点滴のようにぽたぽたと水をたらしてやるのが一番。

点滴の速度を調整できるバルブがついている、専用の器具があります。

見た目もいいのですが、値段が高く、置き場所にも困ります。

HARIO (ハリオ) ウォーターコーヒードリッパー・ウッド 水出しコーヒー 2~6杯用


もっとつくりがシンプルなものも出てはきました。
浸漬(しんし)式ですね。
水に長時間つけておくことでコーヒー成分を溶かしだし、
水出しコーヒーとするやり方です。

HARIO(ハリオ) 水出し珈琲ポット ブラック 1000ml コーヒー ピッチャー 日本製

手軽ですが、経験的に味は落ちると思います。
点滴方式のほうが、よりすっきりとしていておいしいと思います。

氷180g・コーヒー豆20g=150ccの水出しコーヒーをつくる

道具(氷、コーヒー豆以外の準備するもの)

・ドリッパー2つ・・・1つしかない場合、借りるなどしてください。
(今回は2つともコーノを使用しましたが、違う形でも可)

・ドリッパーにあうペーパー

・抽出したコーヒーを受けるサーバー(メジャーカップ)

ペーパーをセットして豆を入れたドリッパーの上に、
もう一つのドリッパーを重ねて、 そこに氷をのせるというやり方です。

ドリッパーからペーパーがはみ出し、きちんと重ならないため、切込みを入れました。

    ペーパーに豆を入れます。

上にドリッパーを重ねる前に、 抽出を促すため、豆全体に水を含ませます。

大さじ2から3くらいの水をかけ、スプーンでかき混ぜてなじませます。

これを忘れると、なかなか濃くなりません。

空のドリッパーをのせて、氷を入れました。二段重ねになっています。

氷は、ハカリで重さを計って載せましょう。180g。

氷がとけて、そのしずくが豆に落ちて、
徐々にしみていきコーヒー液となって したたり落ちます。

上に載せたドリッパーは、点滴を作るためのもの。

今回はコーノですが、メリタの一つ穴でも、
カリタの三つ穴でも大差はないと予想します。

今回は、2時間で80cc抽出できました。

4時間程度で抽出完了したと思います。
(見届けずに寝てしまいました。)

一晩水につけておくというやり方の水出しよりは、おいしいと思いました。

水で抽出することで、渋み成分のタンニンや、脂分が少ないコーヒーになります。

自分自身の好みとしては、ちょっと物足りない感じです。

水出しコーヒーは、アイスコーヒーとして味わうことが多いですが、
抽出後に温めて飲むという飲み方もあります。

オランダで多く行われているからだと思いますが、
水出しコーヒーのことを、ダッチコーヒーと呼ぶ場合もあります。

ちょっとした実験のようで、楽しいですよ。

氷にこだわらず、ペットボトルに穴をあけて、
点滴状態を作ることも出来るでしょうね。

自作が好きな人は、いろいろ試したくなることでしょう。

これも「水出しコーヒー」の魅力かもしれません。

(2015.08.15)

続・コーヒー戦争(2015-02-24(火)のWBS)を見て

2015年2月24日(火)のWBS。

「珈琲は今改めてブームになっています。」

大江さんが話し始めました。

先日、
日本1号店を出店したブルーボトルのことに
関係しているのかなと思いましたが、違いました。

コンビニコーヒーの台頭もあるのでしょう、
国内の消費量は増えているそうです。

ただ、競争は激化。

缶コーヒーや老舗メーカーが「本格焙煎」勝負に出たということです。

(1)サントリー「BOSS」シリーズ

”ライバルはレギュラーコーヒー”だそうです。
3月10日発売・・・「PREMIUM BOSS」

こだわったのは、焙煎。
豆ごとに最適な温度と時間を割り出して焙煎。

(2)UCCコーヒー 

家庭用コーヒー 独自の製法で香りの量をおよそ2倍に増やしたそうです。

UCCが独自開発した「アロマスター」という焙煎機。
熱風と蒸気を利用した「スチームロースト」という新たな技術で焙煎するそうです。
従来の熱風だけの焙煎よりも中までふっくらとムラなく居ることができるとのこと。
「クリアな味わい」「今までになかった上質な香り」


缶コーヒーや、大手メーカーが「焙煎」を前面に出してきたことをうれしく思います。

サントリーの焙煎担当者が言っていましたが、
”コーヒーの個性を生かすも殺すも焙煎しだい”
ということが徐々に日本でも常識になってくれればなと思います。

これまで、自家焙煎のお店は、自分の焙煎の特徴を前面に出していたと思いますが、購入する側はそれほど焙煎が大事だとは思っていなかったのではないかと思います。

そこにギャップがあって、
上手く「おいしさ」がひろがらなかったのだと思います。

作る側売る側の自己満足、買う側の価格重視。

スターバックスやコンビニコーヒー、第3の波が、間違った思い込みを壊していくきっかけになっていると思います。

自家焙煎をする人たちも、変化を恐れず前進すべきだと思います。

自戒を込めて。(2015.02.25)

wbs2014-08-28缶コーヒーの話題

WBS で「大人の味 缶コーヒーの逆襲」
というテーマでニュースが報じられていました。

日本のコーヒー市場は、伸びているそうです。

しかしその中身は、ほとんどがコンビニコーヒーです。

缶コーヒーは、出荷が落ちているそうです。

メーカー各社は、メインターゲットの40代の好みに合わせた珈琲を強化する方向で動いているということでした。

サントリーが発表したのは「プレミアムボス」 タモリをCM に登場させ、広告・宣伝にもお金をかけていくようです。

今までよりも細かく豆を挽き、コクが出るように調整しているようです。

従来の10分の1から30分の1にまで細かくしているとのこと。
エスプレッソ用の挽きかたのように見えました。 パウダーになっています。「大人」を前面に出しています。

アサヒ飲料は、来月2日に「金の微糖」もリニューアルします。
こちらも最高級の豆にして、コクにこだわりました。

新しいユーザーの獲得というよりも既存のユーザーを
囲い込もうとしているということで、やや消極的な感じを受けました。

WBS のスタジオにいる20代の女性キャスターに尋ねたところ
・香り ・パッケージ ・甘み というキーワードが出てきました。

思い切ったアレンジコーヒーの缶などを売り出すところがあってもいいのにな、
と個人的に思いました。
(2014.08.30)

直火式エスプレッソメーカーの使い方 | 自宅で濃いコーヒーを飲みたい

何年も前に購入して、使わなくなっていた、直火式エスプレッソメーカー。

知人が、
「自宅でも濃いコーヒーが飲みたいんですが、、、」
と相談を受けたので 戸棚の奥から引っ張り出しました。

左が【上部ポット】、右が【下部ポット】
真ん中が【フィルター】 構造はシンプルですね。

以前使ったときは、「あまりおいしくないし、後始末が面倒だ」と感じました。

水や粉の分量などを忘れてしまったので、ネットで検索。

その情報を総合すると、

①日本では「直火式エスプレッソマシーン」と呼んでいるが、
本場イタリアではこれで入れたコーヒーをエスプレッソとは呼ばないらしい。

「モカコーヒー」、略して「モカ」と言う。
エスプレッソとは別物の「濃いコーヒー」つくる道具と考えたほうがよさそう。
※イタリアでの器具の呼び方は「マキネッタ

②マキネッタは、サイズが豊富。入れる量によって器具を変えるのが基本。

アマゾンでも1cup用から6cup用まで数種類ありました。

③器具にあわせた水の量、豆の量を使えば失敗は少ない!

1cupあたり 水は60cc 豆は6g が標準的。

まず、下部ポットに水を入れます。ラインが付いていればそこまで。

付いていなければ、バルブの下が目安。(メジャーで測ると安心。60cc×杯数)

我が家のはラインが付いていました。水を入れたところです。
これは3cup用です。(ラインまで入れると180ccでした)

☝ 下部ポットにフィルターをセットしたところ。

 ☟ 細かく引いた深煎りの豆。ミルの設定=一番細かく=パウダー状態です。

(セットする前に、フィルターをコップなどに置いて豆を入れたほうが良かった。豆を入れた後、とんとんとテーブルにたたいてならすのがいいです。
下部ポットにセットしてしまうと、それが出来ません。)

とんとん出来なかったので、スプーンでならしました。
あまり力を入れて固めないほうがいいようです。

フィルターに入った豆は18gでした。
いちいち重さはかりなどで測らなくてもいいことを改めて確認。

上部ポットをセットして火にかけます。必要に応じて、網を使いましょう。

火加減は試行錯誤が必要だと思います。
基本は炎が下部ポットからはみ出さない程度。ゆっくり抽出がよさそう。

下部ポットの水が沸騰して、コーヒー豆の層を通って上部ポットに吹き上がります。

3分でコーヒー液がたまり始めました。 ここでちょっとしたトラブル。

空焚き防止装置?が働き、アラームがなって火が消えました。

沸いている途中ですが、仕方が無い。一呼吸おいて再点火。

また、アラーム。 これを何度か繰り返しました。

「もう少しだから、この状態でなんとか乗り切ろう」と思い込んでしまい、他の場所に移すことが出来ませんでした。

次回やるときは、 カセットコンロをテーブルの上に置き、それを使おうかなと思いました。

沸き始めてから終了まで5分程度かかりました。
下の水がなくなる直前には、それまでとは違うごぼっという音がします。

その後静かになりますので、そこで火を止めます。
うっかり加熱を続けると、煮詰まってしまいます。

濃いコーヒーの出来上がり。 ミルクとの相性がばっちり。

近年、イギリスではこのモカコーヒーを同量のお湯で割る飲み方が定番だとか。

深煎りコーヒーの味わい。
私もやってみましたが、「うまーい!」 後味がすっきりの、ストロングコーヒーです。

今度、誰かに飲ませてあげようと、心に決めました。

上部ポットをはずしたところ コーヒー豆が固まっています。処理しやすい。

固まった豆を崩すとポロポロと崩れます。 「燃やせるごみ」へ。

フィルターに残ったのは、ほんの少し。
三角コーナーの上で、水洗いすれば、すぐにきれいになりました。

このマキネッタ、使い込むほどによくなるという器具らしい。

水洗いが基本とどこかに書いてありました。

というわけで、上部ポットも、下部ポットも洗剤をつけずに、たわしで洗って終了。

素人にとっては、後始末がとても大事な問題。

このマキネッタは、豆の始末が楽でとても気に入りました。

戸棚の奥に放置していた、日本で言うところの「直火式エスプレッソマシーン」(本当は「マキネッタ」)を、思い出させてくれた、友人に大感謝です。

器具はそれほど高価でもないし、使い方も簡単。
後始末も楽。

問題は、豆の粉。
豆は細かく挽かないと、おいしくなりません。

・エスプレッソ用の挽いてある豆を購入する=問題は鮮度の維持

・挽いてくれるところで購入。
エスプレッソ用に挽いてもらう=少量ずつがオススメ。

・ミルを調整して細かく挽く。
=手動だと調整が面倒。電動のいいミルが欲しくなります。
実際に豆のひき方でどのくらい変わってくるのか、 試してみたと思っています。 (2014.04.24)

黒澤明のコーヒーゼリー NHK「グレーテルのかまど」を見た

スイーツ男子という言葉も定着してきたらしいですね。

2014年2月7日(金)のグレーテルのかまどは、
ダンディーな大人のスイーツ というコンセプトでした。

この番組、いつも見ているわけではありませんが、 今回はたまたま。

黒澤明のコーヒーゼリーが最初に登場しましたが、
HPを見ると10月4日にすでに取り上げられていたらしいですね。
黒澤監督は、特注の「黒澤ブレンド」を愛飲していた・・・とのこと。

また、それを使ったコーヒーゼリーがお気に入りだったそうです。
娘の和子さんが、食事の用意と共に、毎日手づくりしていたそうです。

コーヒーをゼラチンで固めただけというとてもシンプルなもの。
出来上がりはコーヒーの味に依存しますね。

砂糖の入っていないゼリーに、生クリームとシロップをたっぷりかけるのが
黒澤流だとか。 なので、その黒澤ブレンドが最も重要。

5種類の豆を等量混ぜると言うことでした。

コロンビア 、ブラジル、ハイマウンテン(ジャマイカ産のブランド)
ペルー、ロブスタ(品種名・・・下記参照)

娘さんは、「酸味が強くて、しかも濃いコーヒー」と話していました。

豆の写真を見る限り、どれも深煎りのような感じでした。
深くしても酸がしっかり残るような、上質の豆が使われていたと推測します。

ロブスタは、国や農園の名前ではなく品種名です。

コーヒーは大きく分けるとアラビカ・ロブスタ・リベリカ3つに区分されますが、私たちが豆として手に入れているのは、多くはアラビカ種です。

ロブスタは、栽培コストが低いのですが、味に深みがなくインスタントコーヒーの原料などに使われることが多いものです。

ロブスタコーヒーノキ(Wikipedia) 

——–wikipediaより引用—————-
一般的にはロブスタコーヒーよりもアラビカコーヒーのほうが口当たりがよく高級品と考えられ、ロブスタコーヒーは低品質なブレンドコーヒーの量増しのために混ぜられたり、インスタントコーヒーの原料に用いられる。
—————–

なので、実は、このロブスタが一番手に入りにくいと思います。
このロブスタによって、特徴のある、強いコーヒーができたのかなと思いました。

ベトナムコーヒーも、このロブスターを使っていますね。
(ベトナムはロブスタの生産が盛ん)

この黒澤ブレンドには大いに興味があるのですが、
すべての人が気に入るとは思いません。

黒澤監督に敬意をあわらしつつ、あえて声を大にして言いましょう。

おいしさは、人それぞれなのです。

(2014.02.10)

ファミリーマートのコーヒー FAMIMA CAFE in 函館蔦屋書店

代官山にある蔦屋書店と同じ形式のお店が、函館にできました。

先日、めざましテレビにも取り上げられるなど、注目を集めています。

私も何度か足を運んでいます。

何も買わずに、
ただ時間を過ごしてくることも多いのですが いつも満足しています。

店内は、たくさんの「座れるところ」があります。

混んでいても、少し探せば、必ずと言っていいほど、 座るところがあります。

スターバックスが入っていて、
スターバックスの飲み物や食べ物は 店内で食べ、飲みすることができます。

FAMIMA FAFE は持ち込んでいいということでした。

他の飲食物は、持ち込み禁止です。 昨日は、FAMIMA FAFEを試してみました。

初めてです。

レジで「ブレンドのS」と言って注文すると紙コップを出してくれます。

「120円です。」と言うことで、 支払いをすると、「そこに紙コップを置き、
ボタンを押してください。」と言うことでした。

言われたとおりにすると、マシンからコーヒーが注がれます。

これだと、レジの混雑はおきにくいなと感心しました。

お味は、、、 悪くはないですが、ちょっと平板な感じ。

さめると、酸がやや気になりました。

今度はラテなどを試してみようと思います。

(2014.02.03)

UCCコーヒー博物館はおもしろそう

2014年1月23日(木)のテレビ東京「WBS」という番組で、
UCCコーヒー博物館を取り上げていました。

企業が、新しい博物館を作り始めているということの一つの例でした。

UCCコーヒー博物館も最近リニューアルしたと言うことです。

その博物館で人気を集めているのは、 新たに設けられた「体験コーナー」だそうです。
コーヒーの焙煎を体験できます。 参加費1000円。焙煎した豆はお土産にできます。

映像を見ると、なんと参加者はみんな「手網」を振っているではありませんか。

熱源はガスだと思われます。 チャフを受け止めるように、ボウル状になっています。

なるほど、これなら掃除も楽そうです。

10分から15分、網を振り、
自分だけのコーヒーを作ることができる、 と説明されていました。

参加していた男性は、 「楽しいですけど、大変です。」と言っていました。

振り方の指導はきっと、軽くはされたのでしょうが、
その男性は、片手でなんとなく振っていました。 煙は見当たりませんでした。

深いところまでは、焙煎をさせないのかもしれません。
(こげると、飲めなくなってしまいますからね。)

初めて、焙煎をしてまめの変化を確かめることができたなら、 興味深いと思います。

それを飲むときにはまた、格別です。 飲み比べコーナーもあるそうです。

同じ豆でも、挽き方によっても味は違うと言うことが確かめられるそうです。

粗挽きと細挽きで飲み比べ。 コーヒーの奥深さを知ってもらうという狙いだそうです。
コンビニがコーヒーに力を入れて、
大ヒットをさせたことで UCCも危機感を持って、
対策を立ててきたということでしょう。

ブランド価値と高める努力を重ねていくということだと思います。

館長さんいわく 「運営するのは大変ですけど、その分、差別化できていると思う。」

一度この博物館に行って、
「手網はこう振るんだ!」とやって見せたいなと思いました。

(2014.01.26)

ルワンダ 焙煎度合いによる違い 三段階で

豆の生産国や銘柄は大事ですが、
コーヒーは、同じ豆でも焙煎度合いによって、
ずいぶんと表情が変わってきます。

ただ、焙煎の途中で豆を取り出していって、
比較すると言うことは これまでしたことがありませんでした。

今回思い立って、次のポイントで豆を取り出していきました

(1)1ハゼが始まってすぐ(かなりの浅煎)

(2)1ハゼと2ハゼの間(中煎程度)

(3)2ハゼが始まってから20秒程度(深煎)・・・焙煎終了

左から、浅煎・中煎・深煎です。

ルワンダ 三段階

挽いた状態 ↓

ルワンダ三段階 挽いた状態

抽出してみると、液色もはっきりと違いが分かります。 ↓

ルワンダ3段階 抽出後 液色

●実際に飲んでみての感想

(1)浅煎

アーモンドのような香ばしい香り。味は水っぽく感じました。
酸味がありますが、突き刺すような感じではありません。
エグ味もあまり、感じませんでした。透明感があって、紅茶のような感じです。
珈琲の重さがいやだと言う人には、これもありかなと思いました。

(2)中煎

一口目に、酸味を強く感じます。香りは、珈琲らしくなっています。
バランスは悪くないのでしょうが、個人的には、逆に物足りない感じがします。

(3)深煎

深みのある珈琲らしい香りと味。 オイルが良く出ていて、うまみもあるという感じ。
甘みを感じます。あとで苦味にも気付く。
やっぱり、自分は深煎が好きなんだなと思います。
どうしても、深くすると豆の個性が薄くなってしまいますが。

●まとめ

一回の焙煎で、3種類の焙煎度合いの特徴を示すことができることが確かめられました。
人に説明するとき、3回焙煎するのは、時間がかかりすぎるので、
どうしても事前に用意しておかなければならないと思っていたのですが、
これなら、リアリティの高い説明ができると思います。

ちなみに、最終的にこの3つの抽出液を混ぜて、ブレンドを試してみました。

結果的に、 なかなかいい! です。

焙煎度違いの同じ豆のブレンド。 今までも何度かやったことはありましたが、
3種類は初めて。 まとまりがいい感じがしました。

振りがよくなくて、
ムラができてしまったものも、実は 結果的にはブレンドと言えます。

ただ、それでは狙って味作りができないことと、
極端に生だったり、
こげているものが混じっていることがある と言うことで、問題ありです。
基本は、ムラが少ないように焙煎したいものです。(2014.01.23)

同じ豆を浅煎り/中煎り/深煎りにしてみた | グアテマラ

グアテマラ ラ・ベラ ハニー・パカマラ と言う豆を、
三段階で焙煎してみました。

自分なりに焙煎度合いはコントロールしているつもりですが、
一度に三段階を焙煎しわけることは、これまであまりありませんでした。

今回、気が向き、焙煎豆の色合いとカップを比較してみることにしました。

<焙煎の比較>
それぞれ、火にあててから1分30秒で一度火を止め、2分放置。
その後、メインの焙煎に入ると言うのは同じ。
どこで止めるかで焙煎度合いに違いをつけます。
その差は、ほんの15秒から1分程度のこと。 繊細なものです。

浅煎り

・・・1はぜ=5’05–6’20 

  2はぜ始まる前の 6'25 で終了させる。 

中煎り

・・・1はぜ=5’05–6’15  

  2はぜが6'20から始まり、10秒後の 6'30 終了。

深煎り

・・・1はぜ=5’05–6’15  

  2はぜが6'20から始まり、25秒後の 6'45 終了。 

写真を見てもらうと、なんとなく違いが分かってもらえると思いますが、
自分がイメージしていたよりも、はっきりとは差が出ませんでした。

特に浅煎りは、1はぜ終了の判断が遅かったせいで、
イメージよりも焙煎が進んでしまいました。

焙煎中は、網の上からだと豆の色ははっきりとは確認できないので、
音と煙の具合で、進み具合を判断します。

豆や、その日の気温や湿度などの条件によって、はぜ音や煙の切れ目が
つかみづらいことがありますが、 今回はつかみにくかったです。

浅煎りはあと5秒ほど早く止めることで、もっと差は分かりやすくなったと思います。

注意)私の焙煎は、一般的な基準よりも深いほうに偏っていると思います。


<カップの比較>

さて、焙煎豆の色は、あまりはっきりとは分かりませんでしたが、
最終的に大事なのはカップです。

それぞれ、豆8グラム、出来上がり140ccという分量で、
ハリオの円錐ペーパーで抽出しました。

深入りは蒸らし機能のついたコーヒーメーカー「珈琲王」
中煎りと、浅煎りは、ハンドドリップしました。

確認したかったのは、「浅いほど酸が強いだろう」という予想が正しいのかということ。

浅煎り

・・・やや水っぽい感じが。まだ変化しきっていない成分があるぞ、と言う感じ。
   軽やかで、どんどん飲める。酸は感じるが、思ったよりも強くなかったです。

中煎り

・・・甘酸っぱさを感じた。私の好きな味。酸も強く、甘みもしっかり感じる。
   一番、「味を出している!」という感じ。

深煎り

・・・ビターチョコレートのようなコクと甘み。
  「ニガアマ」という感じですね。フレッシュさはありません。
   複雑性は中煎りに負けますが、冷めたときの口当たりは、他に変えがたいです。

結論から言うと、中煎り(=2はぜ始まってまもなく終了)が一番、味が良く出ています。 酸味も一番出ているし、後味としての甘みも感じます。 コクは深煎りに負けますが、一番、力強さを感じました。

普段、珈琲をのみ慣れていない大学生の息子にも試してもらったが、
中煎りを指して、「これが一番すっぱい。のみづらい。」と言っていました。

味が強く出ているということだろうと思います。
やや冷めてきたところで飲んでもらったので、酸は苦になったかもしれません。

浅すぎると、十分に化学変化が起こっていないので、酸も全開にならないのでしょう。
「浅ければ浅いほど酸味が強い」というのは、思い込みだったということが分かりました。

さめてくると、中煎りも浅煎りも酸がとがってくるような感じで、
確かに飲みにくくなります。

温かいうちに飲みきるなら、浅煎りも、中煎りもとってもいいです。

私の得意のだらだら飲みとなると、
「やっぱり深煎りでなきゃね」と思いました。

(2013.12.24)