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蒸らし機能つき珈琲メーカー「珈琲王」の音

愛用している珈琲メーカー、
「珈琲王」 蒸らし機能がついているので、しっかりと抽出できると思います。

使い始めのときには写真で紹介しましたが、今回は動画をアップしました。
http://www.youtube.com/embed/d9zO2xGWwzg

「音が気になる」 ということを知人から聞きましたので、
「実際には、こんな感じ」ということを、お知らせしたいなと思いました。

この珈琲王の特徴は、
抽出杯数をあらかじめ選んでボタンを押すと言うところ。

それは、豆の量に応じた蒸らしのお湯を注ぐためです。

豆が多いときには、蒸らしのお湯も多くする、
豆が少ないときには、お湯も少なく。

ハンドドリップなら、当たり前のことが、
珈琲メーカーでは実現できていませんでした。

ハリオが今回がんばった点が、ここだと思います。

1杯と言う設定がないのが、残念ですが、仕方がないのでしょう。

実際に私は、この「珈琲王」を使って、1杯だけ入れることも多いです。

最小設定の2杯に設定するわけですが、 十分に抽出できていると思います。

1杯だけ入れるのは、ハンドドリップでも実は難しいと思います。

この「珈琲王」のいいところは、専用のドリッパーではないので、
ネルなども簡単に試せるということです。

これからも色々と試して生きたいと思います。(2013.12.02)

コーヒーメーカー珈琲王の実際 | 写真で確認

「このコーヒーメーカーは、平均以上のハンドドリップをしてくれます。」
日本語としてへんですが、実感です。

メーカーいわく「美味しく入れる条件をマシンにプログラムし、
かぎりなくハンドドリップに近い味わいを追求しました」 いいと思います。

●本体と、付属品
ペーパーは40枚付属しています。
スプーンは1杯約8グラム。 セットするとこんな感じ。
↓ 中央手前は、ドリッパー置きです。(皿のように使う)  

●一番最初は洗浄運転
ペーパーや豆をセットせず、水5杯分だけで一度運転します。
目の荒いシャワーという感じ。


●いよいよ抽出
水位は正面から確認できます。


写真ではいまいちですが、見やすいです。
サーバーにドリッパーを載せて、ペーパーを置き、豆をセットします。
今回は、自分で焙煎した「エチオピア イルガチャフェGⅠ(深煎)」です。
5杯抽出します。 水は5の目盛り(750cc)、豆は40グラム。

本体右下のオレンジの電源スイッチを入れ、5杯なので5の数字を押し
(緑ランプ) 一番上のボタン、抽出開始ボタンを押します。

ボタンを押して、お湯を沸かしている音はしても、
なかなかお湯は落ちてきません。

4分ほどしてから、蒸らし用のお湯が出てきました。
いいところでお湯は止まり、インターバルです。
その間一時的にはずして、撮影しました。↓  

まもなく注お湯再開。

この珈琲王、満足できるコーヒーメーカーです。

一つ気になったのは、本体に付く水滴です。
湯気がたくさん上がって、本体に付き水滴になるんですね。
気がつくと蒸発していますが、毎回必ずこの水滴はつきます。
私の中では許容範囲です。

●スタートから8分ほどで完了
アラームが鳴って知らせてくれます。  

●抽出したコーヒーは?
薫り高く、豆の味がしっかりと出ています。
求めていた、甘みの表現もきちんと出来ています
液色もけっこう濃いです。 高温抽出されているという気がしました。

加熱を続けて煮詰めてしまうと、せっかくのコーヒーが台無しになってしまうと思います。 すぐに保温は解除しました。

平均的なハンドドリップ以上です。

知り合いで、コーヒーメーカーを嫌悪している人がいますが、
ぜひとも目の前でこの実力を見せたいなと思いました。

気になって、その後すぐ 、以前使っていた「アロマサーモ ステンレス」でも
同じ条件で入れてみました。

珈琲王の勝ちです。

一つは、ドリッパーの形状の差ですね。
やっぱり蒸らしの差です。
この珈琲王、高ささえ合えば、ネルドリップもできそうです。

また、別なメーカーのドリッパーとサーバーの組み合わせでも
使えると思います。 今後もいろいろと試してみたいと思います。

(2013.12.02)

手網で自家焙煎 | 豆の動きをスローで確認

私が手網で焙煎をするようになってから15年ほど。
毎週欠かさず1回以上は焙煎をしています。
自分の飲む分は自分で焙煎するというふうにしています。

たまには、知り合いに焙煎の仕方を教えることもあります。
何人かに一人は、「自分も焙煎してみたい」ということで、始めています。
やり始めは、振り方が安定せず、焼き上がりがムラになることが多いですが、
それでも、市販の古くなった豆よりはおいしいと感じているようです。

今回の自分の焙煎の様子を、撮影しました。
スローで撮影したものもありましたので、アップします。
ポイントは、テロップにして入れてあります。
この動画を見ることで、
ある程度のことはつかんでいただけるのではないかと思います。

スローの映像は、私も初めて見ました。
思ったよりも、均等には動いていないんだな、と思いました。
昔、自分のスキーのすべりをビデオに撮ってもらい、見てみたところ、
思ったよりも下手だったことに軽くショックを受けたことがありますが、
そのことに近い感覚でした。

しっかりと手を抜かずに振りつづけると、
(振り方のコツがつかめていなくても、)
まあまあの焙煎豆は出来上がります。
豆を動かし続けることができれば、いいということです。

(2013.03.29)

自宅車庫での焙煎の様子 | youtubeでご覧ください

毎週末、私は欠かすことなく焙煎をします。

コーヒーは毎日飲むものだし、
安く手に入れたいし、おいしくなければいやだし。

現在の私にとっては、
自分で焙煎したもの以上においしい豆は、なかなかないわけです。

自宅の車庫で焙煎している様子をyoutubeにアップしました。

火力を安定させるため、風を受けないようにシャッターを下ろしています。
ちょっと薄暗いのですが、ご覧ください。

焙煎の要領は、動画のテロップに書いておきました。
やったことのない人でも、
これを見ればできそうな気になってくれるのではと 思います。

自宅で焙煎するメリットは

1)新鮮 & おいしい!!!
2)安い!!
3)好みの味が作れる!

コーヒーのおいしさは、新鮮さと大いに関係あります。

焙煎後、2日後から1週間までが一番おいしい時だと私は思います。
自分で焙煎すると、おいしいコーヒーにとって一番大事な「新鮮さ」を
自分でコントロールできるんですね。

自宅で焙煎するデメリットは

1)煙が出る、、、キッチンだとけっこう厳しい。
2)技術がないと、不良豆を作ってしまう。
3)道具や生豆を用意するのがめんどうな場合がある。
(リアル店舗では扱っているところは少ないということです。
ネットで用は足ります。)(2013.03.21)

2024.11.23追記—-
現在となっては、古くなってしまったところもあるのですが、とりあえず記事は復活させます。
手網焙煎はもちろん継続中。最近の焙煎の様子はまた別にYouTubeに上げて、その記事もアップしたいと思っています。

ハリオ 珈琲王 | 蒸らし機能付コーヒーメーカーの実力

2012年後半、
ガラス製品のメーカーのハリオがコーヒーメーカーを発売しました。
ハリオ初のコーヒーメーカーの名前は「珈琲王」。
定価が14490円の高性能マシンです。

最大の特徴は、

■新世代「蒸らし」機能
=2〜5杯までの杯数に応じた蒸らし機能。
2から5まで4つのボタンがついていて、
そのボタンごとに蒸らしに使うお湯の量が変わります。
ハンドドリップに限りなく近い!と感じています。

また次の2つも重要
■高温抽出93℃=高品位の豆は、まずいところが少ないので、
高い温度で抽出したほうがいいと、私は考えます。
(温度が高いほど、豆のエキスが溶け出しやすい)

■V60円すい形
ドリッパー=円すい形は、良いと思います。
(かつて知人数人でドリッパーの形状による味の違いを検証したことがあります。
そのとき僅差ながら1番よいと判定されたのが、ハリオの円すい形でした。)
札幌の早川コーヒーの新春福袋。 このハリオの珈琲王が4台で33000円。
(1台当たり8250円) 仲間2人も購入したいということで、思い切って購入しました。
(1台は未開封で私の家にあります。購入者のあてはあるのですが、
最終的にはうちで引き取ることに成るかもしれません。)

実際に使ってみた感想ですが、、、
一言で言うと、満足! です。
蒸らしが効いている。
その後の注湯も安定しています。

20個の穴からお湯が出ます。
ホースの先からどぼどぼという感じではありません。
しっかりコーヒー豆の持ち味を表現してくれます。
ごまかしが効かないという感じですね。
いい豆を使っておいしく飲むためのコーヒーメーカーだと思います。

そこそこの豆では、あらの方が気になることがあるかもしれません。

様子をデジカメで撮りましたので、次記事に載せておきます。

コーヒーメーカー珈琲王の実際 | 写真で確認

(2013.01.21)

ハンドドリップ 終わりころの抽出液の味

20130114(月)成人の日

ハリオでハンドドリップ

適量を抽出後、ドリッパーをはずして、空いているカップに。

そのカップにたまった、いわゆる出がらしのような薄い色の抽出液。
味見をしてみたら、苦味はしっかりとでている。

その他の味がない。
苦いだけの液。

なるほどとと思った。

最後のほうは、苦味が出ているんだな。
つまり最初のほうに甘みが出てしまっているんだな。

ということは、苦くない珈琲を造りたければ、早めにおろして、指し湯をするというのは、理にかなっている。

よりまろやかな珈琲が出来る。

苦味が欲しければ、最後の方を大事にするということだね。
発見だった。

(2013.01.14)

コーヒー豆どれを選ぶか? | 種類による特徴が知りたい

コーヒー豆を選ぶときに戸惑うのは、その呼び方統一性がないせいもあると思います。
生産国がそのまま呼び方になっている場合もあるし、
商社が付けた商品名などが定着している場合もあります。

まずは、代表的な豆について、整理しておきましょう。

■中米産の豆

【グァテマラ】(生産国で呼ばれる)

酸味・コク・香りのバランスが良い。
個人的に、最近では一番はずれの少ない生産国だと思います。
標高の高いで採れた豆が、特にグレードが高いとされます。

【ブラジル】(生産国で呼ばれる)

サントスという港から出荷される豆が、「サントス」です。
それ以上の意味はありません。
酸味はあまり強くなく、おとなしい味という印象。
甘みが一番の特徴だと私は思います。
焙煎するときはやや焦げやすいという印象があります。

【コロンビア】(生産国で呼ばれる)

以前は、コロンビアマイルドといわれ、質の高い生産国でした。
最近はいまひとつ。 浅煎りでは酸味を楽しめる。
深煎りで、苦味やコク重視の豆にもなる。
浅煎りで提供している店が多いと私は思います。

【ブルーマウンテン】(ジャマイカ産の豆、地域名が呼び方に)

ブルーマウンテン山脈の標高800~1200mの限られた地域で栽培されるコーヒー豆のブランド。
実際には、上記以外の場所で栽培されたものも、ブルーマウンテンと呼ばれていることが多いらしいです。
香りが高く、繊細な味。上品な紅茶にたとえる人もいます。
深煎りにすると持ち味がなくなってしまうので、ほとんど浅煎りで売られている。
値段は極端に高く、生豆ベースで普通の豆の4~5倍程度です。

■アフリカ産の豆

【モカ】(エチオピア産・イエメン産の豆。かつて出荷されていた港の名前が呼び方に)

かつてモカの港からは、イエメン産のコーヒー豆の他、対岸のエチオピア産の豆も一緒に輸出されたため、両国産のコーヒー豆を合わせて「モカ」と呼ばれる。
フルーティーな香りと強い酸味が特長。
ただし、モカでも深い焙煎にしていくと、酸味は少なくなる。
酸味の少ないモカも存在します。
イエメン産で「モカ・マタリ」と呼ばれて区別されるものもあります。

【キリマンジャロ】(タンザニア産の豆、地域名が呼び方に)キリマンジャロ地域で栽培されていた豆を日本に輸入するときに考えられた呼び方。

今では、タンザニア産の豆のことを差します。
キリマンと言って、珍重するのはどうやら日本だけのようです。
世界的には、タンザニア。 しっかりとした酸味が特徴。

私は、深煎りにするのが好きです。結構甘みが出ます。

【ケニア】(生産国で呼ばれる)

先進的な技術で生産されています。
オークションで高値が付くことが多いですね。
最近ではもっとも平均点の高い生産国だと思います。
果実としての力強さを感じます。
中煎りと深煎りの中間あたりで、甘酸っぱいコーヒーに仕上げることができます。
値段は高めです。

■アジア・アメリカ

【ハワイコナ】(国としてはアメリカ。地域名で呼ばれる)

ハワイのコナ海岸地方で栽培されている。
ブルーマウンテンに匹敵する値段。

味わいも、ブルーマウンテンに似ていると思います。
ハワイのお土産としては、ライオンコーヒーのフレーバーコーヒーが有名。
(バニラや、ナッツ類、チョコレート類などの香りがつけられています。)
香りが甘いのに、コーヒー自体は甘くないので、私は最初は違和感がありました。

【マンデリン】(インドネシア産、栽培した民族名で呼ばれる)

マンデリン族がスマトラ島でアラビカ種の栽培をすすめた。
そのことにちなんで、マンデリンと呼ばれるようになったそうです。
生豆では見てくれはひねくれ豆が多いです。
酸味は少なくコクがあり、熱狂的なファンがたくさんいます。

土臭いから、嫌いだという人も存在します。
飲み応えのあるコーヒーを飲みたいなら、まずマンデリンを。

【トラジャ】(インドネシア産、地域名で呼ばれる。)

スラウェシ島にある、標高1200mの山岳地帯「トラジャ地方」で栽培されています。
以前は有名でしたが、今はそれほど重視されていないと思います。
コクがあり、マンデリンに似ています。

コーヒー豆の種類は数え切れないくらいあります。

生豆でも、「生産国」(農園)×「豆の品種」×「精製の仕方」

焙煎豆になると、さらに「焙煎方法」や「焙煎度合い」という要素が加わって、数は莫大になります。

コーヒー豆を生産している国は60以上あり、 多すぎて、絞るのに苦労します。それらを一つ一つ分類するのは困難です。

上記を参考に、代表的な豆とその特徴を覚えるところから始めましょう。

(2012.12.07)

おいしいコーヒーとは? | 最後は主観、でも基本を押さえよう

全ての人が「おいしい」と感じる、
ただ一つのコーヒーはあるのでしょうか?

答えは「いいえ」です。

これは、コーヒーに限らずどんな飲み物、食べ物でもいえることですね。
「ただ一つの幸せ」が無いのと同じです。

最終的には、自分がおいしいと思えばいいのです。

ただ、基本を押さえていなければ、
「独りよがりで小さな世界」に閉じこもってしまう可能性があります。

このサイト運営にあたっては
「基本をおさえつつ、自分の世界を」 ということを心がけています。

特に、次のカテゴリーには力を入れていきます。

「コーヒー豆」

「入れ方」

教科書のように、整理はされていませんが、実感はこもっています。

「おいしいコーヒー」を求めるあなたにじっくり読んで欲しいです。

■コーヒーの基本も変わっていきます

さて、 コーヒーの技術や薀蓄(うんちく)は、たくさん語られてきました。

何年たっても変わらないこともありますが、
時代に合わなくなっていることもたくさんあります。

たとえば コーヒーだって農産物ですから、
品種改良や栽培方法の改良が進められています。
(身近な例でいうと、北海道のお米もおいしくなりました。)

精製や流通の仕方も大きく変化しています。
スターバックスなどが進出して、コーヒー店のイメージも変わってきましたね。

20年前とは、「コーヒーの基本も変わってきている」のです。

このブログでは、
素人ならではの身軽さで、

新しい知識を取り入れながら、「おいしいコーヒー」のつくり方をまとめていきます。

■おいしいコーヒーについて補足

多くの人がおいしいというコーヒーはあります。

多くの人が集まる有名店はつまり、
多くの人の求めるおいしさに応えている店ということです。

けれども、 評判のいい店のコーヒーを自分がおいしいと
思うかどうかはまた、別の話です。

つきつめれば、おいしいというのは、主観的なものです。

他人がなんと言おうと、自分がおいしいと思うかどうかが問題です。

「おいしいコーヒー」とは? の答えを出すためには、
飲む人の好みをはっきりさせていくことが大事だということになります。

「苦すぎるのは、飲めない」という知人がいます。

そう言う人に、私が一番自信を持っているからと言って、
深煎りのコーヒーを出しても喜ばれません。

一方でその深煎りは 「酸味が苦手」という人には、
おいしいコーヒーとしてありがたがられます。

飲む人の好みに合ったコーヒーこそが、「おいしいコーヒー」です。

(2012.12.07)

ペーパーフィルター系=紙でこすコーヒー入れ方 | 道具と特徴

紙を使ってコーヒー液を”こす”方法は、手軽で、一番普及しています。

コーヒーを入れてみようと思ったら、まずはペーパーです。
ドリッパー(=フィルターをセットする器具)にペーパーフィルターを載せ、
そこにコーヒー豆を入れて 上からお湯を注いでいくという形が一般的です。
手でお湯を注ぐのが、ハンドドリップ。

コーヒーメーカーは電気の力でお湯をつくり、注いでくれます。
ハンドドリップとコーヒーメーカーのちがいは、お湯の注ぎ方だけです。
ハンドドリップ=ペーパードリップとも言われる  

=道具=

・サーバー(コーヒー液をためるもの。透明なメジャーカップでも可。)
・ドリッパー(フィルターをセットする器具。いくつかの形があり。)
・ペーパーフィルター(ドリッパーごとに専用ペーパーがある。)   
※使用前の形でいうと、台形・三角の2種類に分類することができる
・ポット(やかん、急須などでも代用可能)

日本で使われているドリッパーの主なものは、  
ペーパーが台形=お湯の落ち方が比較的ゆっくりで、扱いやすい。
  
●カリタ=三つ穴   
●メリタ=一つ穴  
 
「アロマフィルター」シリーズは穴の位置が中心からずれています。  
ペーパーが三角=お湯の落ち方が比較的速く、
お湯の落ち方に変化をつけやすい。   

●ハリオ=大きな一つ穴。内側に独特の溝   
●コーノ=大きな一つ穴

私は、すべてのドリッパーを持っていて、使ったことがあります。
一番気に入っているのはコーノですが、大きな味の差はないと思います。

カリタやメリタは、たくさんの量を入れようとするとき時間がかかりすぎる気がします。 逆にハリオやコーノは、少量入れるとき慎重にお湯を注がないと速くなりすぎます。

コーヒーメーカー  
ほとんどのコーヒーメーカーは、台形のペーパーフィルターをセットして使います。
カリタ製、メリタ製のペーパーはもともと形が似ていて、どちらも使えます。
その他の会社のものももちろん使えます。
「2-4杯用」のペーパーを使うものがほとんどですね。  
ハリオから三角のペーパーをセットするタイプの
コーヒーメーカー 「珈琲王」が発売されました。

蒸らし機能もついていて、画期的です。
ペーパーをつかう入れ方は、 なんといっても、
入れ終わった後フィルターごと捨てることができて、
後始末がとても簡単だというのが魅力です。

器具が豊富で手に入りやすいです。
ペーパーフィルターは目が細かいので、
出来上がったコーヒー液に微粉が入ることがなく、 舌触りが滑らかです。
しいて弱点を言えば、 脂分はぬれた紙を通りにくいため、
ネルや金属フィルターよりは
コーヒーオイルが少ないコーヒーになるということ。
とろみが少ないと感じられる点です。(2012.12.03)

コーヒー豆はどうやって保存するか? | 劣化を防ぎたい

「コーヒー豆は、生野菜のようなもの」
「挽いた豆は、割った生卵のようなもの」 などとたとえられます。

空気に触れることで、酸化していくので

(1)密閉すること
(2)熱を避ける
(3)光を避ける
(4)湿気を避ける

ということがポイントになります。

●1週間程度で飲みきる分は・・・

【短期保存】
キャニスター・タッパー容器など密閉できる容器に入れて、常温で保存。
豆が入っていた袋のままでも大丈夫ですが、口はしっかりと閉じてください。
扱いやすさを考えれば、袋から移し変えたほうがいいと思います。

茶筒だと、密閉性が弱いですが、
袋に入れたままで口が密閉されていない状態よりはいいと思います。
光の当たらない場所におきましょう。

毎日開け閉めする容器を冷蔵庫に入れるのはよくありません。
冷蔵庫から出してふたを開けるたびに結露が起こって、
豆に余計な水分がつきます。

このことで、常温で置くことよりも、状態を悪くします。

●3週間以上後に飲みはじめるつもり・・・

【長期保存】
できるだけ密閉度の高いタッパー容器やシール付きの袋に入れて、冷凍庫へ。
量が多い場合は、1週間分ずつに小分けしたほうが良いです。
1週間分ずつ解凍して飲んでいくということですね。

冷凍すれば常温に放置するよりもちますが、
経験的に3ヶ月程度が限界だと思います。

密閉状態のまま常温にもどし、自然解凍させます。
あわてて開けてしまうと、豆の表面に結露します。
また、 豆が冷たすぎると、入れるときに抽出温度が下がってしまい、
きちんと味が出ないということがあります。

例えば、、、、
スターバックス® クリスマス ブレンド250gのパックを
勤労感謝の日(11月23日)に買ってきたとします。

すぐ試してみたいけど、クリスマスの時期にも飲みたい。
という設定で、保存方法を考えて見ます。

1日2杯分コーヒーを入れる(16グラム程度使用)人は、
1週間で100~150グラムくらいは消費することになります。
すぐに飲み始める分、半分(125グラム)程度を
キャニスターかタッパー容器に移し変えます。
常温で、光の当たらないところにおきます。

毎日、楽しみましょう。早めに飲みきるのが賢いやり方です。
半分はクリスマス用に保存しましょう。(1ヵ月後に飲む予定)

スターバックスの袋はガスバリア性があるので、そのまま保存に使えます。
口を何度か織り込んで、
マスキングテープやセロハンテープでしっかりと閉じます。
輪ゴムをまわしておくと確実ですね。
念のため、シール付きの袋(ジップロックなど)に入れます。

※シーラーなどを持っている場合は、もちろん活用してください。
冷凍庫へ入れます。 クリスマス前に解凍して、楽しみましょう。

※もし、スターバックスへ行くのに苦労しないのなら、
100グラム購入して楽しんでみて、気に入ったら、
クリスマス前にもう一度100グラム買いに行くというのが、
鮮度という点では理想的だと思います。(2012.11.25)