UCCコーヒー博物館はおもしろそう

2014年1月23日(木)のテレビ東京「WBS」という番組で、
UCCコーヒー博物館を取り上げていました。

企業が、新しい博物館を作り始めているということの一つの例でした。

UCCコーヒー博物館も最近リニューアルしたと言うことです。

その博物館で人気を集めているのは、 新たに設けられた「体験コーナー」だそうです。
コーヒーの焙煎を体験できます。 参加費1000円。焙煎した豆はお土産にできます。

映像を見ると、なんと参加者はみんな「手網」を振っているではありませんか。

熱源はガスだと思われます。 チャフを受け止めるように、ボウル状になっています。

なるほど、これなら掃除も楽そうです。

10分から15分、網を振り、
自分だけのコーヒーを作ることができる、 と説明されていました。

参加していた男性は、 「楽しいですけど、大変です。」と言っていました。

振り方の指導はきっと、軽くはされたのでしょうが、
その男性は、片手でなんとなく振っていました。 煙は見当たりませんでした。

深いところまでは、焙煎をさせないのかもしれません。
(こげると、飲めなくなってしまいますからね。)

初めて、焙煎をしてまめの変化を確かめることができたなら、 興味深いと思います。

それを飲むときにはまた、格別です。 飲み比べコーナーもあるそうです。

同じ豆でも、挽き方によっても味は違うと言うことが確かめられるそうです。

粗挽きと細挽きで飲み比べ。 コーヒーの奥深さを知ってもらうという狙いだそうです。
コンビニがコーヒーに力を入れて、
大ヒットをさせたことで UCCも危機感を持って、
対策を立ててきたということでしょう。

ブランド価値と高める努力を重ねていくということだと思います。

館長さんいわく 「運営するのは大変ですけど、その分、差別化できていると思う。」

一度この博物館に行って、
「手網はこう振るんだ!」とやって見せたいなと思いました。

(2014.01.26)

ルワンダ 焙煎度合いによる違い 三段階で

豆の生産国や銘柄は大事ですが、
コーヒーは、同じ豆でも焙煎度合いによって、
ずいぶんと表情が変わってきます。

ただ、焙煎の途中で豆を取り出していって、
比較すると言うことは これまでしたことがありませんでした。

今回思い立って、次のポイントで豆を取り出していきました

(1)1ハゼが始まってすぐ(かなりの浅煎)

(2)1ハゼと2ハゼの間(中煎程度)

(3)2ハゼが始まってから20秒程度(深煎)・・・焙煎終了

左から、浅煎・中煎・深煎です。

ルワンダ 三段階

挽いた状態 ↓

ルワンダ三段階 挽いた状態

抽出してみると、液色もはっきりと違いが分かります。 ↓

ルワンダ3段階 抽出後 液色

●実際に飲んでみての感想

(1)浅煎

アーモンドのような香ばしい香り。味は水っぽく感じました。
酸味がありますが、突き刺すような感じではありません。
エグ味もあまり、感じませんでした。透明感があって、紅茶のような感じです。
珈琲の重さがいやだと言う人には、これもありかなと思いました。

(2)中煎

一口目に、酸味を強く感じます。香りは、珈琲らしくなっています。
バランスは悪くないのでしょうが、個人的には、逆に物足りない感じがします。

(3)深煎

深みのある珈琲らしい香りと味。 オイルが良く出ていて、うまみもあるという感じ。
甘みを感じます。あとで苦味にも気付く。
やっぱり、自分は深煎が好きなんだなと思います。
どうしても、深くすると豆の個性が薄くなってしまいますが。

●まとめ

一回の焙煎で、3種類の焙煎度合いの特徴を示すことができることが確かめられました。
人に説明するとき、3回焙煎するのは、時間がかかりすぎるので、
どうしても事前に用意しておかなければならないと思っていたのですが、
これなら、リアリティの高い説明ができると思います。

ちなみに、最終的にこの3つの抽出液を混ぜて、ブレンドを試してみました。

結果的に、 なかなかいい! です。

焙煎度違いの同じ豆のブレンド。 今までも何度かやったことはありましたが、
3種類は初めて。 まとまりがいい感じがしました。

振りがよくなくて、
ムラができてしまったものも、実は 結果的にはブレンドと言えます。

ただ、それでは狙って味作りができないことと、
極端に生だったり、
こげているものが混じっていることがある と言うことで、問題ありです。
基本は、ムラが少ないように焙煎したいものです。(2014.01.23)