スターバックスもボトル缶コーヒーを出した

※2024年10月現在では、コンビニやスーパーでスターバックス製品が当たり前に買えるようになっています。今となってはこの記事は価値はないかなと思いましたが、”2015年当時は話題になった”という記録のために、ブログ修復の過程で残すことにしました。

2015-08-25(火)のWBSで、
スターバックスのボトル缶コーヒー発売を取り上げていました。

先ごろ鳥取県への出店を果たし、
全国47都道府県への進出を完成させたスターバックス。

今度は、ボトル缶コーヒーへ打って出ます。

サントリーと共同開発した商品です。

スターバックスのブランドでボトル缶を販売するのは初めて。

ショップで飲むコーヒーに近づけているということでした。

WBSの大浜キャスターが、飲み比べて感想を述べていました。
(アイスコーヒーですね。)

ショップのコーヒー

・・・「しっかりした味です。」

ボトル缶コーヒー

・・・「香りはしっかりありますね。
わーっ。これは確かに違いは難しいかもしれない。」

ボトル缶はスターバックスが店舗で使っている豆を使用して、
柔らかな酸味を持つ味に仕上げたとのこと。

大浜キャスターが、来日中のスタバの幹部にインタビューしていました。


Q「ショップに行く客が減る心配はしてないですか?」

A「職場や自宅の近くにカフェがない人にスタバを体験してもらう大きなチャンスだ。」


日本では65%がカフェ以外の場所でコーヒーが飲まれていると分析。

そこで、新規顧客獲得のためにターゲットを定めたのが、コンビニ客。

このボトル缶、コンビニや駅の売店で販売されます。

価格は216円。

コンビニ客の声

・「ちょっと高いですね。」
・「スタバと同じものをコンビニで売っていたらぜひ買いたいなと思います。」

ただ、、、
コンビニでは、カウンターの入れたてコーヒーが人気になっています。

インタビュー続き


Q「コンビニの入れたてこひーは研究されましたか?」

A「コンビニコーヒーは非常に人気のある市場だ。
ボトル缶も非常に伸びたいたので、参入した。」

「ボトル缶は日本が初めての市場。
日本はグローバル戦略で非常に重要な位置づけだ。」


ブラックコーヒー市場で、一般的な缶コーヒーは横ばい。

ボトル缶はこの5年で1.5倍。

持ち運びが便利な点が好評で、需要が増えているとのこと。

コーヒー市場は、

カフェ → コンビニ → ボトル缶 

という進展の仕方をしているようです。

まとめとして・・・・

私たちのコーヒーの買い方には傾向があるということでした。

・比較的すぐ飲むときには、
コンビニのカウンターコーヒーや、カフェの持ち帰り

・じっくり時間をかけて飲むときには、ボトル缶を買う傾向が強い(日本独自)
スタバの考えとしては、棲み分けはできるということらしいです。

個人的には、冷たいコーヒーはあまり飲まないので、
ボトル缶も手にすることはめったにありません。
(携帯性に優れているとは思います。)

ただ、今回はスタバのボトル缶コーヒー、試してみたいと思いました。

(2015.08.26)

ネル系=布で”こす”コーヒーの入れ方 | 道具と特徴

布でこす入れ方は、ネルドリップとサイフォンがあります。水出しコーヒーをネルでこすという場合もあります。

紙よりも脂分を通しやすいので、とろみのあるコーヒーを入れることができます。しかも、コーヒー液にざらつき感はありません。

ただし、ネルは 使い始めるときには、ネルに付いている糊を落とすため煮沸する必要があります。

使用後は、洗剤を使わずに水洗いし、 水につけたまま保管します。

乾燥させてしまうと臭くなったり、 本来の働きができなくなったりするし、湿らせておくとカビがつきやすい という保管の難しさがあります。

どうしても使っているうちに、目詰まりしてくるので、”こす”時間が、かかりすぎるようになったら、 交換しましょう。

(1)ネルドリップ

道具

・ネルフィルター
(ネルの袋に取っ手が付いたもの。浅いもの深いものなどがある。)

※起毛した側を外側にするという考え方、内側にするという考え方があります。私は、外側派でしたが、今度は内側にして比べてみたいと思います。

・ポット(やかん、急須などでも代用可能)

・サーバー
(コーヒー液をためるもの。メジャーカップ、雪平鍋などでも可。)

入れ方の概要

ネルフィルターを絞って余分な水分をとり、 中挽き豆を入れます。

蒸らしのため、最初は静かに中心部分にお湯を注ぐ。
(小さじ1杯程度コーヒー液が落ちてくるくらい)

30秒ほど待って、、 2回目の注湯。

ゆっくり、ネル生地に直接湯を当てないように。

お湯が落ちきる前に、3回目。

分量を見て、適量になったら、サーバーからはずします。

特徴・注意事項

ネルドリップは、コーヒー専門店の入れ方、というイメージが強いです。北海道では宮越屋珈琲がネルドリップで入れているのは有名です。
ネルの管理が面倒ですが、それを差し引いても、やる価値のある入れ方です。
舌触りが良くて、しかもこってりしたコーヒーはネルドリップならではです。

(2)サイフォン

道具

・サイフォン一式 (サーバーなども必要ありません。)

入れ方の概要

フラスコの中に水(お湯)を入れ、下からアルコールランプで加熱します。

ロート部分には、ネルを巻きつけたフィルターがセットされていて、そこでコーヒーが”こさ”れます。 コーヒー豆はこのロートに入れます。

お湯が沸騰してきたら、豆の入ったロート部分をしっかりフラスコ部分に差し込みます。

まもなくフラスコのお湯が、すぐにロートに上がってきくるので、それを適宜かき混ぜます。

少し置いてからアルコールランプをはずすと、ロートからフラスコに液体が戻ります。 理科の実験のようです。

見た目がうれしい、入れ方ですね。

特徴・注意事項

器具は繊細で、壊れやすいので扱いには注意が必要です。

ネルが巻かれたフィルターは、紙に比べてオイルを通しやすいので、オイルの豊富なとろっとしたコーヒーが入れられます。

このフィルターは、ネルと同様に、水につけて冷蔵庫で保管します。

このフィルターの管理が面倒です。

お湯が上に上がってからの時間や、かき混ぜ方などを決めておけば、誰がやっても失敗が少ない入れ方です。(2015.08.15)

メタルフィルター系=金属で”こす”コーヒーの入れ方 | 道具と特徴

コーヒー豆の味をストレートに味わうことができる反面、舌触りがよくないことが多く、好き嫌いのはっきり分かれる入れ方 といえると思います。

(1)コーヒープレス
=フレンチプレスと呼ばれることもある

スターバックスで推奨されている入れ方です。

道具
・コーヒープレス(紅茶を入れるメリオールと同じもの)
※特別なポットは必要ありません。普通にお湯が注げれば良いです。

入れ方の概要
コーヒープレスの中に、粗挽きの豆を入れ、 沸騰直後のお湯を静かに注ぎます。
※この、豆とお湯の量が濃度を決めます。

自分好みの濃さを決めるには 何度かやってみる必要があると思います。
ちなみに、スターバックスの推奨は豆10グラム、お湯180ccです。
お湯の量を正確に測りたいときは、デジタルはかりを使いましょう。

豆を入れたコーヒープレス全体を測りに載せて、リセット。
お湯の量が数字で確認できます。
あるとき、思いつきました。
これは、とってもいい方法です。

軽くかき混ぜて、つまみを上げたままフタをします。

4分たったら、つまみをグッと押し下げれば出来上がり。
豆と液が分離されます。

特徴・注意事項
コーヒー豆とお湯が接している時間が長いので、豆は粗く挽いたほうが良いです。

紙やネルに比べると目が大きいので、おいしい成分である脂分などもきちんとカップに入りますし、あまり歓迎できない微粉も入ります。

つまり、豆の良し悪しが判りやすいと言えます。
いい豆のときだけ、使いたい器具です。

(2)ゴールドフィルター
道具
・ゴールドフィルター(1杯用と2~6杯用は形や使い方が違います)
・ポット(やかんや急須でも代用できます)
・サーバー(コーヒー液をためるもの。透明なメジャーカップでも可。)

入れ方の概要
2~6杯用・・・ペーパードリップ用のドリッパーと同じ形をしています。
ドリッパーに金属のフィルターが付いていますので、そこに直接豆を入れて、
ペーパードリップと同じ手順で落としていきます。

ペーパードリップと同じように豆は中挽きが良いですね。
紙よりも、速く落ちやすいですから、ゆっくり注ぎましょう。
コーヒーメーカーにセットすることもできます。

1杯用・・・直接カップに載せて入れることが多いです。
カップ状の本体の内側に、プラスチックの内容器が収められています。
それをはずして、メッシュの上に豆を入れます。
それから内容器をかぶせて、容器の上まで、お湯を注ぎます。

すぐに、落ちてはこないので、あせらず待ちましょう。
この時間が、おいしさを引き出すためのポイントです。
3分ほどで落ちきるのがいいと思います。 豆の挽き方で時間が変わってきます。

特徴・注意事項
「プロはゴールドフィルターを使う」と聞いたことがあります。
豆本来の味がわかるということが一番の理由だと思います。

・フレンチプレスよりも 目は細かい
・ 豆とお湯が接している時間が短い
ということから、同じ金属でもすこしまろやかな気がします。

それでもコーヒー液の中に微分は入ってきますから、苦手という人はいると思います。

(3)直火式エスプレッソメーカー=マキネッタ=(モカ・エクスプレス)
日本ではエスプレッソメーカーと呼んでいますが、本場イタリアではマキネッタ。

エスプレッソとマキネッタで入れたコーヒーは別物と考えるようです。

入れ方は、別ページにアップしました。下記リンクからどうぞ。
直火式エスプレッソメーカーの使い方 | 自宅で濃いコーヒーを飲みたい

(2015.08.15)

安定感抜群!オススメのコーヒーの入れ方 | 浸してペーパーでこす

安定性重視のコーヒーの入れ方です。

コーヒープレスの再現性の高さ(安定感)と、ペーパーで”こす”ことによる、舌触りの良さ・後始末の容易さを兼ね備えた方法として、考え出した方法です。

【2杯分=コーヒー16g、出来上がり240cc】

計量(かなり大事)・器具の準備

豆を計量するのは、かなり大事です。

豆の量をきちんと測ります。16g。
うちで使っているデジタルはかりは 0.1g単位で測れるもの。
見づらいですが、表示は16.1です。
ヤカンなどでお湯を沸かしておきましょう。

重さでお湯の量を測る

測った豆をミルで挽き、メジャーカップに入れます (280cc以上入るもの)
豆の入ったメジャーカップをデジタルはかりに載せて、リセットボタン。
表示を0にします。
ここにお湯を注いでいけば、重さでお湯の量が分かります。

ひょいと思いついたやり方ですが、これはとてもいいアイディアだと思います。

お湯を注ぐ

砂時計は便利です。

出来上がり240ccにするために、280ccのお湯を注ぎます。

だいたい40ccくらいは、豆が吸収して抽出されません。

ある程度慎重に、注ぎましょう。
入れすぎてしまうと、戻すことは出来ません。
数グラム程度なら問題なし。 今回は283.0g注ぎました。

お湯を注いだあと、スプーンで軽く混ぜてから 3分おきます。

ペーパーでこす

コーノのドリッパーとペーパー

私が愛用しているのは、 コーノ製のドリッパーとペーパーです。(当時)

ハリオも同じような形のものを出しています。 差は分かりません。

サーバーにはこだわりが全く無く、これはカリタ製です。

透明なメジャーカップを使うことが多いです。 (パイレックス)

静かに注ぎ、こしていきます。

セットしたペーパーに、 コーヒーを浸した液を注いでいきます。

画像では素手で持っていますが、ミトンや、ふきんを使ってください。
私は、慣れているので、素手でやってしまいました。

最初から、取っての付いたメジャーやサーバーを使えば、
熱さを気にする必要はありません。

こし終わりました

右側のサーバーに入っているのが、 抽出したコーヒーです。

ペーパーの縁に、 あくのようなものがへばりついています。
これは、金属フィルターであるプレスと違うところです。
プレスでは、カップに入ってしまうもの。

現状では、私はペーパーでこしたほうが好きです。

後始末

水道で水を注ぐ

コーヒープレスも、 入れ終わった豆殻の始末が、意外と面倒です。

三角コーナーにバサッとあけたいところですが、我が家では嫌がる人もいるので、避けています。

この浸してペーパでこす方法の場合には、 ほぼ、すっきり片付きます。

コーヒーとお湯を混ぜたメジャーカップに残った豆殻を 始末すればいいのです。

水を注いで、くるくる回します。

使い終わったドリッパーを片手で持ち、
そこへ、メジャーカップに入っている豆殻入りの水を ジャッと注ぎます。

ほぼきれいになったメジャーカップを、ドリッパーの下において水を受けます。

すこし時間がかかりますが、 放っておくと、豆殻はペーパーに集約されます。

メジャーカップをまだすすぎたい場合は、再度、クルクル→ジャッを行ってもいいです。

出来上がり

油浮きはありません

ちょっとおしゃれに、 いつもはあまり使わない透明のカップにしてみました。

白いカップの方が、液色はよく見えるかもしれません。

まとめ

この入れ方、だれがやっても失敗が少ないです。

いつも同じように入れたいという人には、オススメです。

豆の良し悪しを確認するという目的のためにも、有効です。

私にとってかなり満足度の高い入れ方です。

(留意点)

豆の持っているものを出し尽くすという感じですから、
いわゆる雑味といわれるものも、カップに入っています。

(プレスよりは少ないと思いますが)

お湯に浸しておくことの功罪の、罪の部分だと思います。

コーヒーの複雑性よりも、まろやかさを追及したい人には向かないと思います。

また、質や状態がよくない豆にも向かないと思います。

コーヒーを入れるといえば、多くの人がハンドドリップを思い浮かべると思います。
ペーパーでこすハンドドリップは、 道具も少なくていいし、
入れ終わった後の豆殻の始末も簡単です。

しかし、お湯の注ぎ方(スピードと注ぐ場所)は、個人差が大きく、
お湯の注ぎ方によって、コーヒーの出来が、ある程度左右されます。

(おいしくない豆を使いながら、入れ方でおいしいカップすることは出来ません。このへんを錯覚している人が多いと思います。気をつけましょう。)

お湯の注ぎ方を一定にするには、
上手な人にアドバイスをもらった後 練習あるのみです。

スポーツと同じ。
(練習しないで、「上手くできない」という人も多いですね。)

今回ご紹介したのは、豆に一定量のお湯をドバドバと注ぎ、
時間を置いてから、 紙でこす、というやり方です。

注ぎ方に差は出ません。

きちんと量や重さ、時間を計るということがポイントです。
(2015.08.15)

水出しコーヒーのつくり方 | 専用器具が無くても、氷を使えばいい

水出しコーヒーとは、
お湯を使わず水で抽出するコーヒーのことです。

温度が低いとコーヒーの成分は溶けにくいのですが、
ゆっくりと時間をかければ、 水でも抽出は出来るのです。

ただし、溶け出る成分にはやっぱり違いがあって、
水だとエグミなどの雑味が抽出されにくく、
水出しコーヒーはクリアなさっぱりとした味になります。

また、香り成分もあまり抽出されません。

豊かな香りというわけには行きませんね。

ゆっくりと抽出するためには、
点滴のようにぽたぽたと水をたらしてやるのが一番。

点滴の速度を調整できるバルブがついている、専用の器具があります。

見た目もいいのですが、値段が高く、置き場所にも困ります。

HARIO (ハリオ) ウォーターコーヒードリッパー・ウッド 水出しコーヒー 2~6杯用


もっとつくりがシンプルなものも出てはきました。
浸漬(しんし)式ですね。
水に長時間つけておくことでコーヒー成分を溶かしだし、
水出しコーヒーとするやり方です。

HARIO(ハリオ) 水出し珈琲ポット ブラック 1000ml コーヒー ピッチャー 日本製

手軽ですが、経験的に味は落ちると思います。
点滴方式のほうが、よりすっきりとしていておいしいと思います。

氷180g・コーヒー豆20g=150ccの水出しコーヒーをつくる

道具(氷、コーヒー豆以外の準備するもの)

・ドリッパー2つ・・・1つしかない場合、借りるなどしてください。
(今回は2つともコーノを使用しましたが、違う形でも可)

・ドリッパーにあうペーパー

・抽出したコーヒーを受けるサーバー(メジャーカップ)

ペーパーをセットして豆を入れたドリッパーの上に、
もう一つのドリッパーを重ねて、 そこに氷をのせるというやり方です。

ドリッパーからペーパーがはみ出し、きちんと重ならないため、切込みを入れました。

    ペーパーに豆を入れます。

上にドリッパーを重ねる前に、 抽出を促すため、豆全体に水を含ませます。

大さじ2から3くらいの水をかけ、スプーンでかき混ぜてなじませます。

これを忘れると、なかなか濃くなりません。

空のドリッパーをのせて、氷を入れました。二段重ねになっています。

氷は、ハカリで重さを計って載せましょう。180g。

氷がとけて、そのしずくが豆に落ちて、
徐々にしみていきコーヒー液となって したたり落ちます。

上に載せたドリッパーは、点滴を作るためのもの。

今回はコーノですが、メリタの一つ穴でも、
カリタの三つ穴でも大差はないと予想します。

今回は、2時間で80cc抽出できました。

4時間程度で抽出完了したと思います。
(見届けずに寝てしまいました。)

一晩水につけておくというやり方の水出しよりは、おいしいと思いました。

水で抽出することで、渋み成分のタンニンや、脂分が少ないコーヒーになります。

自分自身の好みとしては、ちょっと物足りない感じです。

水出しコーヒーは、アイスコーヒーとして味わうことが多いですが、
抽出後に温めて飲むという飲み方もあります。

オランダで多く行われているからだと思いますが、
水出しコーヒーのことを、ダッチコーヒーと呼ぶ場合もあります。

ちょっとした実験のようで、楽しいですよ。

氷にこだわらず、ペットボトルに穴をあけて、
点滴状態を作ることも出来るでしょうね。

自作が好きな人は、いろいろ試したくなることでしょう。

これも「水出しコーヒー」の魅力かもしれません。

(2015.08.15)