水出しコーヒーのつくり方 | 専用器具が無くても、氷を使えばいい

水出しコーヒーとは、
お湯を使わず水で抽出するコーヒーのことです。

温度が低いとコーヒーの成分は溶けにくいのですが、
ゆっくりと時間をかければ、 水でも抽出は出来るのです。

ただし、溶け出る成分にはやっぱり違いがあって、
水だとエグミなどの雑味が抽出されにくく、
水出しコーヒーはクリアなさっぱりとした味になります。

また、香り成分もあまり抽出されません。

豊かな香りというわけには行きませんね。

ゆっくりと抽出するためには、
点滴のようにぽたぽたと水をたらしてやるのが一番。

点滴の速度を調整できるバルブがついている、専用の器具があります。

見た目もいいのですが、値段が高く、置き場所にも困ります。

HARIO (ハリオ) ウォーターコーヒードリッパー・ウッド 水出しコーヒー 2~6杯用


もっとつくりがシンプルなものも出てはきました。
浸漬(しんし)式ですね。
水に長時間つけておくことでコーヒー成分を溶かしだし、
水出しコーヒーとするやり方です。

HARIO(ハリオ) 水出し珈琲ポット ブラック 1000ml コーヒー ピッチャー 日本製

手軽ですが、経験的に味は落ちると思います。
点滴方式のほうが、よりすっきりとしていておいしいと思います。

氷180g・コーヒー豆20g=150ccの水出しコーヒーをつくる

道具(氷、コーヒー豆以外の準備するもの)

・ドリッパー2つ・・・1つしかない場合、借りるなどしてください。
(今回は2つともコーノを使用しましたが、違う形でも可)

・ドリッパーにあうペーパー

・抽出したコーヒーを受けるサーバー(メジャーカップ)

ペーパーをセットして豆を入れたドリッパーの上に、
もう一つのドリッパーを重ねて、 そこに氷をのせるというやり方です。

ドリッパーからペーパーがはみ出し、きちんと重ならないため、切込みを入れました。

    ペーパーに豆を入れます。

上にドリッパーを重ねる前に、 抽出を促すため、豆全体に水を含ませます。

大さじ2から3くらいの水をかけ、スプーンでかき混ぜてなじませます。

これを忘れると、なかなか濃くなりません。

空のドリッパーをのせて、氷を入れました。二段重ねになっています。

氷は、ハカリで重さを計って載せましょう。180g。

氷がとけて、そのしずくが豆に落ちて、
徐々にしみていきコーヒー液となって したたり落ちます。

上に載せたドリッパーは、点滴を作るためのもの。

今回はコーノですが、メリタの一つ穴でも、
カリタの三つ穴でも大差はないと予想します。

今回は、2時間で80cc抽出できました。

4時間程度で抽出完了したと思います。
(見届けずに寝てしまいました。)

一晩水につけておくというやり方の水出しよりは、おいしいと思いました。

水で抽出することで、渋み成分のタンニンや、脂分が少ないコーヒーになります。

自分自身の好みとしては、ちょっと物足りない感じです。

水出しコーヒーは、アイスコーヒーとして味わうことが多いですが、
抽出後に温めて飲むという飲み方もあります。

オランダで多く行われているからだと思いますが、
水出しコーヒーのことを、ダッチコーヒーと呼ぶ場合もあります。

ちょっとした実験のようで、楽しいですよ。

氷にこだわらず、ペットボトルに穴をあけて、
点滴状態を作ることも出来るでしょうね。

自作が好きな人は、いろいろ試したくなることでしょう。

これも「水出しコーヒー」の魅力かもしれません。

(2015.08.15)

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