がっちりマンデーのコーヒー情報

2023.11.19の「がっちりマンデー」という番組で、コーヒービジネスを取り上げていました。「儲かる!コーヒービジネス」。主な内容は3つ。

(1)ドトールコーヒー : ブレンドコーヒーが一番人気。焙煎にこだわり、コーヒーのおいしさを追及している。直火焙煎。「熱風式よりもおいしい」とのこと。

 毎回、火力や風量を微調整しているそうです。全国のドトールの店の豆を一か所で焙煎しているということでした。当然と言えば当然かもしれませんが、全国どこでも「ドトールのコーヒー」と胸を張れるということでしょうね。私は、今まで軽く見ていました。1回しか入ったことがないし、また行きたいとも思っていませんでした。もう一度行ってきちんとブレンドコーヒーを味わってみたいと思います。

(2)ポストコーヒー : コーヒーのサブスク。月1980円で3種類のコーヒーが届く。食後のデザート、好きなフルーツなどの質問に答えることで好みが診断され、それに基づいて豆がセレクトされるという仕組み。4つのパラメーターで診断する・・・1.焙煎度 2.酸味 3.アロマ  4.コク 

 200種類以上用意された珈琲豆は焙煎士によってパラメーターが設定されているので、それを使って診断を元にマッチングさせるとのこと。なるほど、うまくできています。ただ、大事なのは2回目以降。1回目のフィードバックに基づいていい選択をするので、リピーター率が極めて高くなっています。

(3)チューズコーヒー : ーC が掲げられたコーヒーショップ。デカフェ(カフェインレス)コーヒーをメインにしているところ。自社でおいしいデカフェコーヒー豆を作っています。東北大学内に研究所を設けて研究・開発をしているそうです。

 その方法が超臨界二酸化炭素抽出法。珈琲豆を入れた容器に二酸化炭素を入れ、温度は50度に設定。圧力をかけます。その大きさは10mp。通常の100倍の圧力だそうです。カフェインは70%除去しつつ、糖質は40%の抜けにとどめているのが、すごいらしい。まあ、これまでのデカフェははっきり言ってスカスカな感じでしたが、それが改善されているということでしょう。味がある、ということです。

 私の周りでもデカフェのニーズがあります。この会社、アフリカにこのデカフェマシーンを持ち込んで、現地で生産するそうです。コスト的に有利らしいですね。徐々に値段が落ち着いて、普及が進むかもしれません。

 実は、当方が最近仕入れた「マンデリンデ カフェ」は、また違った方式の【液体二酸化炭素抽出法】で作られたデカフェコーヒーです。確かに今までのカフェインレスよりは味がします。仕入先の「コーヒービーンズクラブ」のサイトでは次のように書かれています。

”従来の製法(液体処理法や超臨界二酸化炭素抽出法)と比較して、香りと味わいがよくなりました。”

超臨界二酸化炭素抽出法が最先端ではないようですね。ただ、液体二酸化炭素抽出法のマンデリンであっても、正直言ってカフェインのあるマンデリンと同じとは言えないと思います。別物と思って楽しむべきだと私は思います。

(おまけ)番組の終わりには「森永卓郎のおすすめ」がありました。「酪王カフェオレ」というコーヒー牛乳。福島県のソウルドリンクだそうです。気になりますね。入手方法はいくつあるようですが、とりあえずアマゾンでも買えるようです。

酪王カフェオレ(アマゾンで購入)

コーヒーの入れ方の種類 | フィルターによる分類

コーヒー液を”こす”もの=フィルターによる入れ方の分類です。

4つ系統に分けて説明します。
具体的なやり方や、器具については詳細ページをご覧ください。

(1)紙でこす=ペーパーフィルター系

器具が豊富。扱いやすさ抜群です。特に後始末が楽なのは、うれしい。   
目が細かいので、出来上がったコーヒー液に微粉が入ることがなく、   
舌触りが滑らかです。ぬれた紙は脂分を通しにくいので、
ネルや金属フィルターよりコーヒーオイルの少ないコーヒーになります。


  
(2)布でこす=ネル系   

布は紙よりも脂分を奪わないので、コーヒーオイルの豊富な
コーヒーを入れることができます。とろみが出ると表現されることがあります。
粉っぽさが出ることはありません。    
ネルはかびやすいので、管理に気をつかう必要があります。   
入れ終わった豆の処理がやや面倒です。

(3)金属でこす=メタルフィルター系(メッシュ系)

脂分をはじめ、フィルター自体が成分を奪ってしまうことがないので、
コーヒー豆の味がコーヒー液にダイレクトに出ます。
良い豆なら、メタルフィルターで味わいたいところです。
目が大きいので、コーヒー液は粉っぽくなります。   
油浮きが目立つこともあります。入れ終わった豆の処理がやや面倒です。

(4)その他=こさない・セラミック素材・プラスチック素材などこさないで、
上澄みを飲むとう方法もあります。   

セラミックフィルターやプラスチックメッシュもあります。

【補足】
コーヒーを入れるというのは、
焙煎豆を粉砕して(挽いて)
お湯(水・蒸気)にコーヒーの成分を溶かし出し、
最後に、 “こす”(濾す・漉す)
=コーヒーの粉とコーヒー液を分ける という一連の作業になります。

“こす”ときにどんな物をどんな風に使うかということで、
のぞましい豆の粉砕の仕方が変わります。

また、”成分を溶かし出す”ということと、
“こす”ということは、 切り離すことができません。

ですから、
“こす”を基準にすれば、コーヒーの入れ方を分類することができます。

そして、 “こす”ときに使うものが、フィルターなので、

「コーヒーの入れ方は、フィルターで分類できる」ともいえるわけです。

(2018.02.16)

生豆はどうやって選ぶか・基礎知識

自分で焙煎する人向けの記事です。

生豆は何を選べばいいのかについて、

基本的なことを整理しておきたいと思います。

珈琲豆は農産物です。ほかの農産物のことも参考にしていくのが有効です。

例えば、私たちが毎日食べるお米。

私は台所の事はほぼノータッチなので、

出てきたものをおいしくいただいています。

お米を選ぶときには、値段と品種で選ぶと思います。

産地も確認すると思いますが、

品種によって産地が限定されることが多いので、優先度は低いと思います。

「お米の王様はササニシキ」という時代があったと思います。

現在はコシヒカリが一番作付面積が多いのではないでしょうか。

他に、

つや姫・あきたこまち、北海道では 更に、味・風味。

そして、関係性。自分に関わりのある産地だったり、ブランドだったり。

お米の味に関係ありそうなのは、品種と産地でしょうね。

ブランド米と言われるものが随分と多くなりました。

ササニシキがけん引役だったと思います。

H28年度の実績は次の通りでした。

順位 品種名 作付割合 主要産地

1 コシヒカリ 36.2  新潟、茨城、栃木

2 ひとめぼれ  9.6  宮城、岩手、福島

3 ヒノヒカリ  9.1  熊本、大分、鹿児島

4 あきたこまち 7.0  秋田、岩手、茨城

5 ななつぼし  3.5  北海道

6 はえぬき   2.8  山形、香川

7 キヌヒカリ  2.5  滋賀、兵庫、和歌山

8 まっしぐら  1.8  青森

9 あさひの夢  1.6  栃木、群馬

10 ゆめぴりか 1.5  北海道

コーヒーに当てはめると、

ブルーマウンテンとかキリマンジャロとかモカと思いきや、

実はそうではありません。

品種といえば、「ブルボン」とか「ティピカ」とか「ゲイシャ」とか。

ブルーマウンテンは品種名でもあり、

それがジャマイカのある一定地域で栽培されたとき、

ブランドとしてブルーマウンテンとなるそうです。

ブルーマウンテンという種はケニアでも栽培されているらしい。

ただそれは、ブルーマウンテンとは呼ばれないそうです。

キリマンジャロもタンザニアの一定地方で栽培されているというくくりです。

品種はブルボンの系統のようですが、調査中です。

味や風味を厳密には表していません。

ただ、コメよりもコーヒーは気候風土による影響が大きいのだとか。

さっき読みました。

だから、国名が重視されるんですね。

しかし大雑把なとらえ方であると私は思っています。

同じ国・同じ農園でも複数の品種を栽培していて、

それぞれ別に出荷されるようになってきました。
(以前は混ぜて出荷していたかもしれませんが)

差別化がシビアになってきていると思います。

ブラジルで栽培されている品種はかなりあります。

コーヒー豆の種類は数え切れないくらいあります。

生豆でも、

「生産国」(農園)×「豆の品種」×「精製の仕方」

焙煎豆になると、
さらに「焙煎方法」や「焙煎度合い」という要素が加わって、
数は莫大になります。

コーヒー豆を生産している国は60以上あり、 多すぎて、絞るのに苦労します。

それらを一つ一つ分類するのは困難です。

上記を参考に、代表的な豆とその特徴を覚えるところから始めましょう。

(2017.08.31)

新しいスタイルのスターバックス 2018年に開店

録画してあったニュース番組、WBSを見ていていたら、
スターバックスのことを取り上げていました。

時間がたってしまいましたが、
2018年に新形態の店を出店するということで、
オープン自体は先の話なので、ポイントを書き留めておくことにしました。

2016/10/20 WBS中の話題

「2018年に新しいスタイルのスターバックスが開業」

スターバックスが日本に出店して2016年で20年になりました。

節目の年に発表したのは、
日本で新しいスタイルのスターバックスを開業すること。

WBSでは、
スターバックスのハワード・シュルツCEOに単独インタビューを行いました。

ハワード・シュルツCEO
「日本に『ロースタリー』を開かなければいけない。
 開くなら素晴らしい体験ができる店にしなければいけない。」

スターバックスが2018年に日本で新しくオープンさせる店
「スターバックス・リザーブ・ロースタリー」。

シアトル、上海、ニューヨークに続いて東京が世界で4番目の出店です。

シアトル店の様子

WBSは以前、シアトル店オープンの様子を取材しました。

進藤隆富キャスター
「店内に入るとコーヒーのいい香りがします。
 お店の一番目立つところには大きな焙煎機が置いてあります。」

この店舗は通常のスターバックスと違い、
店内でコーヒー豆の焙煎を行い、お客様の注文が入ると
1杯ずつバリスタが時間をかけて抽出します。

いわばスターバックスの高級版とも呼べる店舗で、価格も通常の倍近くします。

日本での「ロースタリー」

ハワード・シュルツCEO
「新店舗は既存店に非常に近い所でも好評。
スターバックスはまだ成長できる。」

日本の建設予定地はコーヒーショップが多く立ち並ぶ街「中目黒」。

目黒川沿いの一等地に1,200平方メートルの敷地を取っています。

コーヒー業界では豆の産地にこだわり、
その美味しさを十分に引き出す入れ方を追求した
サードウェーブコーヒーが人気を集めています。

日本でも「ブルーボトルコーヒー」を筆頭に
こだわりを持ったコーヒーショップが次々とオープン。

しかし、
スターバックスの新店舗

「スターバックス・リザーブ・ロースタリー」

が完成するのは2018年。

サードウェーブコーヒーとしては遅すぎる参入ではないのか?

CEOのハワード・シュルツ氏に聞きました。

記者「日本では珍しくないのでは?」

ハワード・シュルツCEO 

「そんなことはない。世界中のどこを見ても『ロースタリー』に少しでも似ているコーヒー店はない。

 他社は『ロースタリー』がやっていることより、はるかに遅れている。

 日本の『ロースタリー』はシアトルよりも大きくダイナミックな店になる。

 シアトル店では「発見」がありお客様が何度も訪れる。

 日本の店でもそうなるだろう。」  

ロースタリーの価値

スターバックスは日本で1,200店を超え、
コーヒーチェーン店としては日本で一番の店舗数を誇ります。

ただ、同一ブランドの店舗しかなく
お客様に飽きられる危険性があるとの指摘がありました。

そこでスターバックスはアルコールも提供する
「イブニングス」など新業態に力を入れていました。

今回の「スターバックス・リザーブ・ロースタリー」は
その集大成といえる店舗だといいます。

ハワード・シュルツCEO 

「市場のどんなライバルより先端を行く店。
 しばらくは『ロースタリー』に注力する。」

焙煎の様子を間近で見ることが出来て、とても面白いだろうなと思います。

何かで見ましたが、スターバックスの店舗はすべて一点もの。
飲み物の質はどこのスターバックスでも大差ないと思いますが、外観はユニークです。

特に有名なのが、隈研吾氏が設計した
「スターバックス コーヒー 太宰府天満宮表参道店」
「ロースタリー」も隈氏の設計ですから、外観も楽しめそうですね。

ちなみに、スターバックスのHPには関連ページがありました。
プレスリリース(2016/10/20) 国内初となる「スターバックス リザーブ ロースタリー」を2018年に東京でオープン

年が明けたので、2018年はもう「来年」です。

「ロースタリー」のためだけに東京に行くということはないと思いますが、

何かのついでに、ぜひ寄ってみたいと思っています。(2017.03.28)

スターバックスの”おかわり”システムは素敵!One More Coffee

 以前のブログ記事で「スターバックスでは100円でおかわりができる」という紹介をしました。
 現在も”おかわり”はできるのですが、いろいろなところが変更になっています。
 もちろん、値上がりしています。
 また、1敗目をスタバのカードで購入したか、現金で購入したかで、おかわりの値段が変わってきます。詳細はスタバのサイトを見ていただくのが一番だと思います。

One More Coffee(スターバックスのサイト)

——一応、以前の記事を残しておきます。金額は変わっているのでご注意を!

蔦屋書店の中のスターバックスは一度入ったことがあります。
(行列ができているのはよく見かけますが。)

カウンターに立つとうまく話せなくなるような気がして、
そもそもファーストフードの系統は苦手です。

スターバックスは割高のような気がしますし、
メニューもいろいろあって敷居が高く感じます。

2016年1月11日(月)の「ヒルナンデス」というお昼の番組で、
スターバックスについて、取り上げていてました。

スタバを訪れたのは、
タレントの島崎和歌子、俳優の酒井俊也、三卜アナ。

酒井俊也は「スタバは行きにくい」ということで、その理由を三つ上げていました。

①おしゃれ ②頼み方が面倒くさい ③店員との会話が長い

街頭インタビューでも、
「わかりにくい」「行ずらい」という声がありました。

共感しつつも、「知れば100倍お得!」ということにひかれて、先を見ました。

その中で、特に気になったのがお代わりが100円でできるということ。

最初に注文したサイズと同じか小さいサイズならOKということですから、これは本当にお得だなと思いました。

One More Coffee というサービス

ドリップコーヒーを注文した時に、
そのレシートの下にサービス内容が書かれています。

「ドリップコーヒー購入時のレシートを当日内に持参すると、
2杯目のドリップコーヒーを100円(税別)でお楽しみいただけます。」
(ホット/アイス可。他店可。切り離し無効)

朝購入して、職場で楽しみ、帰りにまた寄って108円(税込み)で
もう一杯購入できるということですね。

これはお得。

これなら、ドリップコーヒーに限定してスタバを使ってもいいかなと思いました。

二人で行ったときに、最初からお代わりを注文して、
「ドリップコーヒー代金+108円」で2カップゲットすることもできるようです。

大きいサイズほど、お得感があると思います。(2016.02.10)

氷温熟成というもの!WBSから

2015年12月17日(木)の
ワールドビジネスサテライト(東京テレビ系列)では、
「氷温熟成」について取り上げていました。

食品業界が注目している技術です。 「寒さでうまみが倍増する!」とのこと。

最初に出てきたのがコーヒー。 気になったので内容をメモしておきます。


キーコーヒーが運営する都内のカフェ。
「KEY’S CAFE CLASSE」(キーズカフェ・クラッセ)

昼休みに一息入れる客の姿が見られます。

客 
「苦味のきつさがなくて、まろやかっていう感じがすると思いますね。」

この客たちが飲んでいるコーヒーは、ただのコーヒーではありません。

「氷温熟成珈琲」 一杯250円。
通常より1割ほど割高ですが、販売数は伸びています。

氷温熟成コーヒーとはどういうものか。 秘密は倉庫にありました。

麻袋の中に入っているのが、コーヒー豆。
詳しい温度は企業秘密ですが、マイナスの温度帯一定期間寝かせます。

氷温熟成というのは、
大根などを冷たい冬の外気にさらす
「寒干し」からヒントを得て生まれた技術です。

食品が凍る温度はまちまちです。
氷温とは0度から食品が凍り始めるまでの温度帯のこと。

食品をこの温度状態にすると、
甘味やうまみの成分であるアミノ酸が増えることが分かりました。

こうした氷温熟成を売りにした商品は続々と投入されているそうです。

氷温熟成のこしひかり、かつおぶし、魚など。

実は氷温熟成は偶然から生まれました。

氷温研究所は45年前から研究を重ねています。

研究員に案内された先には、2ヶ月前に貯蔵された梨がありました。

マイナス1度の氷温状態で保存すれば、最大1年間鮮度が保たれます。

鳥取の名産、二十世紀梨、
この梨の貯蔵を研究する過程で、たまたま発見されました。

「貯蔵庫の機械が故障して、なしが凍結してしまったんですけど、
凍ってないなしが見つかって、0度以下でも凍らない温度帯があるのではないかと。」

全国の企業に、氷温熟成技術を広め、700近い認定商品が生まれました。
これまで困難といわれてきた食材にもこの技術が生かされるようになりました。

東京都内のとんかつ専門店。 氷温熟成の肉を使っています。

「脂の感じがあっさりしている。」 「コクがあります。」

客が食べていたのはバラ肉のとんかつです。
2800円と値は張りますが、とんかつでは珍しく、バラ肉を使った人気の一品です。

「エイジング(熟成)されていて、やわらかくて味がいいので、
 うちはあえてこれをとんかつで出してる。 」

豚肉の氷温熟成を全国で初めて成功させたのは、株式会社クリフ。

熟成させた牛肉は普及していますが、
腐りやすい豚肉での熟成はこれまで難しいとされてきました。

クリフ社長 「30年前から熟成に取り組んできたわけですね。」

豚肉の氷温熟成の鍵は、細菌の増加を防ぐ徹底した衛星管理でした。

まず運び入れた豚肉は洗浄ラインに送り付着した細菌や汚れを取り除きます。

洗浄ノズルの形状や角度など、7年かけて独自に開発しました。

その後を乾燥させ、運ばれるのが熟成庫。
およそ2週間かけて熟成していきます。

室内の温度は、ここでも企業秘密。

社長
「この温度はですね、究極の温度。凍る、凍らないの寸前の場所です。」

もう一つ欠かせないのが清掃。
毎日3時間以上、細菌をできるだけ減らすことで、
熟成できる日数を増やしてきました。

氷室豚と呼ばれる、氷温熟成の豚肉。
普通の豚肉に比べてうまみ成分のグルタミン酸が2倍になり、
肉もわらかくなっていました。

スーパーで売る通常の豚肉は、100グラム250円ほど。

氷室豚は、2.5倍のおよそ650円で販売。

うちのブランド肉が並ぶデパ地下。
氷室豚は、産地ではなく氷温熟成という技術で勝負をかけます。

クリフの専務は、三越伊勢丹のバイヤーのもとを訪れました。

持参したホットプレートで焼きだしたのは、氷室豚の試作のベーコン。

新たに百貨店においてもらうため、バイヤーに売り込みに来たのでした。

「味はしっかりしているけど、後味がすっきりしている。」と好評でした。

今度の春から、一部の三越伊勢丹で販売されることになりました。
氷温熟成を武器に攻勢をかけます。
氷温熟成が新しいブランドとなりうるのか、これから注目したいところです。

大江キャスターが解説していていましたが、
氷温熟成の豚肉については、
衛生管理を徹底しなければ成り立たないことなので、
簡単には量産が出来ないということなんですね。

量産されていないから高くなりますが、
高くてもいいものをたべたいという人は必ずいます。

そこへ切り込んでいくことが出来そうな技術だと思いました。

珈琲も、
手間がかかるから高くなるということが納得されれば、
高くても売れると思います。

一般家庭では、低温の温度を細かくコントロールすることは難しいことだと思います。
家でやるなら寒干しのように、アバウトにするしかないですね。

以前、雪中珈琲というのを聞いたことがあります。(2016.02.01)

インスタントコーヒーの驚きワザ!ためしてガッテンで。

NHKためしてガッテンで、コーヒーを取り上げていました。
2015年12月20日(日)の再放送を見ました。

「魔法飲料!コーヒー祭り」というテーマでした。

前半はコーヒーの健康化について、

そして後半は主にインスタントコーヒーの活用法について教えてくれました。

インスタントコーヒーで作る泡コーヒー

長寿とコーヒーの関係を取材すべく訪れたガッテンスタッフはギリシャのイカリア島で、おもしろいコーヒーの飲み方を見つけてきたそうです。

上半分が泡になった、フラッペと呼ばれているもの。

ギリシャでは、アイスコーヒーというとこの泡コーヒーが出てくるそうです。

作り方教えてもらいました。

使うのはインスタントのコーヒーです。

少し水を入れたコップに、
インスタントコーヒーと砂糖を入れて泡立て器にかけます。

そこへ牛乳を注ぎ入れて完成。

それを日本の子供たちも作ってもらうことにしました。

ペットボトルを使います。

材料を全部入れて、30秒ほど必死に振ります。

コップに注ぐと、とてもクリーミーな飲み物になっていました。

「すごくふわふわしていておいしい。」 「泡がおいしい。」

スタジオでもやってみることにしました。

ペットボトルにインスタントコーヒー小さじ2杯と砂糖を大さじ一杯、

水30ml を入れます。 蓋をして振ります。

液体が見えなくなったらでき上がり。 完全に泡だったという証拠です。

これを氷の入ったグラスに注ぎ、さらに牛乳150cc を加えます。

ゲスト
「インスタントを使ってこれだけのものができるというのはなかなかです。」

これはインスタントコーヒーじゃないとできないそうです。

こんなに泡立つのは、インスタントコーヒーだからだそうです。

インスタントコーヒーは高温で抽出するため、食物繊維や糖質が多く、泡立ちやすいそうです。 普通のドリップコーヒーでは、こうはいかないということでした。
番組の終わり場面。 泡コーヒーをおいしく作るコツがまとめられていました。


材料は インスタントコーヒー 小さじ2 砂糖 大さじ1 水 30ml 牛乳 150ml

インスタントコーヒーは溶けやすいスプレードライタイプ。
砂糖はしっとり感のある、上白糖がおすすめ。しっかり振る。
ボトルの底を見て、コーヒーがすべて泡になっていればOK。
この泡に牛乳を加えて、軽く混ぜれば完成です。


コーヒーの驚きワザ3つ

1)飲まないコーヒーの話題・コーヒー染

コーヒーを犯罪に使った嘘のようなお話。

犯人はジョン・マイアットさん。

この人は長年、巨匠の絵を真似た贋作を作ってきました。
200点の贋作を本物と偽り、3億円を荒稼ぎしたことが発覚。 逮捕されました。

彼が贋作を書くときに欠かせないものが、インスタントコーヒーでした。

まず普通にインスタントコーヒーを作ります。

巨匠を真似て描いた絵の上に、作ったコーヒーをかけます。

「絵に年を取らせるんです。新品のキャンバスを古く見せるのです。」

描いたばかりの油絵にコーヒーをかけて乾燥させると、年代物に見えます。

コーヒーには物を古く見せる効果があります。

この技はお手軽アートに利用できます。

使うのはキッチンペーパー。 ぬるめのコーヒーにつけて、絞ります。

広げて新聞紙の上で一晩乾燥させ、さらに、荷物用のタグなどはバットの中に。

レースなどの布製品は、5分ほど煮て塩を入れ色を落ちにくくさせます。

乾燥させると、ちょっと時代を重ねた風合いになります。

キッチンペーパーは、重ねて折って、真ん中を留めて開くとかわいいお花に。

沢山飾れば、華やかなリースになります。 キッチンペーパーとは思えません。

染めたレースやタグで飾れば、贈り物もすてきに見えます。

ハンドメイド作家の金子さん

「すごいって。みんなかわいいって言ってくれるのが嬉しいですよね。」

手軽で楽しいコーヒー染です。

(2)苦み調味料としてのコーヒー

コーヒーの大きな特徴はその苦味。

コーヒー魔法技3連発の二つ目、は苦みに関するものです。

一流シェフが教える!1秒で激うまワザ。

フレンチの達人、鈴木さん。

肉料理の時にインスタントコーヒを使っていました。

食材の知られざる味を引き出し、独創的な創作料理を次々と生み出しています。

鈴木さんが魅了された食材、その一つがインスタントコーヒーだそうです。

「インスタントコーヒーは僕にとっては調味料なんですね。食材の一つなんですよ。」

この日紹介してくれたのが、「豚のナッツロースト」

甘いソースの上にナッツとインスタントコーヒーを振りかけて、

軽くあぶって仕上げました。

お客さんいわく、すごく香ばしい感じだそうです。

クラゲのフルーツサラダは、
ドレッシングにたっぷりインスタントコーヒーを使っています。

スタジオでは、豚のナッツローストを試食です。
コーヒーを使っているものと、使っていないものを食べ比べしました。

コーヒーがかかっているとは思わない、
けれどもかかっている方がずっとおいしいようです。

「赤味噌がかかっているかのような感じ」ということでした。

味覚センサーでもはっきりとしました。
味の広がりを示すコクの数値がアップしています。
味の分析をした先生が解説していました。

「コーヒーの苦味が加わることで、脳の中でより甘みを感じやすくなって、
 味全体の強さ、コクが広がったと推測されます。」

脳の味覚中枢という部分、そこにわずかな苦みが伝わります。

すると味覚中枢が活性化して、甘みを強く感じるようになります。

結果として、全体としてのコクの強まりになっているということでした。

苦味があると他の味も濃く感じるということだそうです。

鈴木シェフは、苦み加えることのできる調味料は他にないので、
インスタントコーヒーを苦味調味料として備えてはどうかと提案しています。

苦味調味料は量がとても重要で、かけすぎると残念な結果になります。

試す時には少しずつ始めましょう。

ためしてガッテンではいろんなものにインスタントコーヒをかけて実験しました。

スーパーに来た人に協力してもらいました。

いろんな食材に、インスタントコーヒーをかけて食べてみます。

鯛の刺身。
淡白なので、コーヒーをかけたら変化が一番わかるかな、ということでした。

「悪くないんじゃない。ちょっと香ばしい味がする。」

判定は”微妙”でした。

コーヒーをかけなくても、刺身はおいしいかなということです。

次のお客さんは マグロのにぎり、明太子、バナナ、りんご。

子供たちみんなが喜んで食べたのは、りんごでした。

甘いのがちょっと消えて苦みが来る感じ。

イカ焼きにかけた人もいます。

香ばしくていいそうです。 沢山の食材に”あり”の判定が出たそうです。

特に好評だったのはカップ焼きそば、カップ麺。

鉄板で焼いたようなコゲ感が加わるようです。

同じ理由で好評だったのは、イカ焼きと、うなぎの蒲焼。

モンブランやヨーグルトなどの甘いものとの相性はいいようです。

ただし、バナナと焼き芋は不評でした。

汁けが少ないと苦味が際立ってしまうそうです。

スタジオでは、焼きそばとヨーグルトと納豆試しました。

納豆は「ビター納豆」でおいしいそうです。

想像以上の変化で、皆興奮していました。

ヨーグルトも「大人のヨーグルト」になるそうです。

注意点が説明されていました。 インスタントコーヒーにもタイプがあります。

粒の細かい「スプレードライタイプ」と粒の大きい「フリーズドライタイプ」

どっちのタイプも苦み調味料として使えますが、
スプレードライタイプの方が溶けやすいので使いやすいかもしれません。

(3)驚きワザの最後は保存方法

インスタントコーヒーの保存は冷凍庫が良いということでした。

コーヒーメーカーの研究所を訪れて取材です。

コーヒーの品質を評価する、「官能評価室」の様子を映していました。
皆さん鼻にクリップをつけてコーヒーをすすっています。

「これを使うことで、コーヒーの本当の香りを評価することができます。」

鼻をつまんだり開いたりすることで、コーヒーの微妙な香りを確かめています。

実は、インスタントコーヒーの命は香りなんだそうです。

「香りがとても楽しめるのがインスタントコーヒーだと思います。」

「香りも本当はすごく豊かで、
レギュラーコーヒーに全然負けていないと思います。」

その香りを守るために、保存は冷凍庫がお勧めです。

インスタントコーヒーにはそんなに香りがあったのか。

街頭で実験することにしました。

3種類のレギュラーコーヒーと1種類のインスタントコーヒー。

街ゆく人達に香りをかいでもらって、投票してもらいます。

ブレンドと、キリマンジャロと、
インスタントコーヒーと、ブルーマウンテンで実験を行いました。

レギュラーコーヒーの中ではブレンドが一番人気でした。

インスタントは最下位ではありましたが、
3位のキリマンジャロとはほとんど差がありませんでした。

インスタントは香りがないことが不満だという声が一番強いそうです。

インスタントコーヒーを作っている工場を取材しました。

大量の豆を焙煎して、コーヒーを入れています。

そして、ある特別な機械で作っているものは、透明な液体。

ただの水ではありませんでした。

「コーヒーの液を、温度をいろいろ制御していい香りの部分を集めたものです。
 この機械で集めた香りを、
もともとのコーヒーにまた戻してあげてるんです。」

実は、
インスタントコーヒーを作るとき、コーヒーを通常の30倍ほどに濃縮します。

すると、香りの成分も蒸発してしまいます。

そこで、あの機械が活躍します。
蒸発する香りを冷たい水に溶かし込んで集めています。

そうして、出来上がりに戻します。

インスタントコーヒーにも香り成分はしっかりとあるということです。
ただ、インスタントコーヒーにも弱点があります。 それは時間です。

開封して2週間も経つと、香りが抜けてしまいます。 そこで冷凍庫が登場。

冷凍庫に入れると酸化を防ぐことができます。香りが逃げるのも抑えられます。

冷凍庫から出した時の扱いには注意が必要です。

出して置きっぱなしにすると、瓶があったまります。

それをまた冷凍庫に入れると結露が起きて中が湿ってしまいます。

冷凍庫で保存する場合は、使ったらすぐに戻すようにしなければなりません。

また、開封の仕方にもコツがあります。

インスタントコーヒーの瓶を覆っているシールは無理してはがさない方がいいです。

どんなにきれいにはがしたつもりでも、
でこぼこになって密閉できなくなります。

シールの縁を残して開ければ、しっかりと密閉できます。

今回のためしてガッテンは、
後半はインスタントコーヒーの魅力に迫るという感じの内容でした。

特に、苦み調味料として使うべきだという提案は新鮮で、興味深かったです。

(2015-12-26 20:54:08)

スターバックスもボトル缶コーヒーを出した

※2024年10月現在では、コンビニやスーパーでスターバックス製品が当たり前に買えるようになっています。今となってはこの記事は価値はないかなと思いましたが、”2015年当時は話題になった”という記録のために、ブログ修復の過程で残すことにしました。

2015-08-25(火)のWBSで、
スターバックスのボトル缶コーヒー発売を取り上げていました。

先ごろ鳥取県への出店を果たし、
全国47都道府県への進出を完成させたスターバックス。

今度は、ボトル缶コーヒーへ打って出ます。

サントリーと共同開発した商品です。

スターバックスのブランドでボトル缶を販売するのは初めて。

ショップで飲むコーヒーに近づけているということでした。

WBSの大浜キャスターが、飲み比べて感想を述べていました。
(アイスコーヒーですね。)

ショップのコーヒー

・・・「しっかりした味です。」

ボトル缶コーヒー

・・・「香りはしっかりありますね。
わーっ。これは確かに違いは難しいかもしれない。」

ボトル缶はスターバックスが店舗で使っている豆を使用して、
柔らかな酸味を持つ味に仕上げたとのこと。

大浜キャスターが、来日中のスタバの幹部にインタビューしていました。


Q「ショップに行く客が減る心配はしてないですか?」

A「職場や自宅の近くにカフェがない人にスタバを体験してもらう大きなチャンスだ。」


日本では65%がカフェ以外の場所でコーヒーが飲まれていると分析。

そこで、新規顧客獲得のためにターゲットを定めたのが、コンビニ客。

このボトル缶、コンビニや駅の売店で販売されます。

価格は216円。

コンビニ客の声

・「ちょっと高いですね。」
・「スタバと同じものをコンビニで売っていたらぜひ買いたいなと思います。」

ただ、、、
コンビニでは、カウンターの入れたてコーヒーが人気になっています。

インタビュー続き


Q「コンビニの入れたてこひーは研究されましたか?」

A「コンビニコーヒーは非常に人気のある市場だ。
ボトル缶も非常に伸びたいたので、参入した。」

「ボトル缶は日本が初めての市場。
日本はグローバル戦略で非常に重要な位置づけだ。」


ブラックコーヒー市場で、一般的な缶コーヒーは横ばい。

ボトル缶はこの5年で1.5倍。

持ち運びが便利な点が好評で、需要が増えているとのこと。

コーヒー市場は、

カフェ → コンビニ → ボトル缶 

という進展の仕方をしているようです。

まとめとして・・・・

私たちのコーヒーの買い方には傾向があるということでした。

・比較的すぐ飲むときには、
コンビニのカウンターコーヒーや、カフェの持ち帰り

・じっくり時間をかけて飲むときには、ボトル缶を買う傾向が強い(日本独自)
スタバの考えとしては、棲み分けはできるということらしいです。

個人的には、冷たいコーヒーはあまり飲まないので、
ボトル缶も手にすることはめったにありません。
(携帯性に優れているとは思います。)

ただ、今回はスタバのボトル缶コーヒー、試してみたいと思いました。

(2015.08.26)

ネル系=布で”こす”コーヒーの入れ方 | 道具と特徴

布でこす入れ方は、ネルドリップとサイフォンがあります。水出しコーヒーをネルでこすという場合もあります。

紙よりも脂分を通しやすいので、とろみのあるコーヒーを入れることができます。しかも、コーヒー液にざらつき感はありません。

ただし、ネルは 使い始めるときには、ネルに付いている糊を落とすため煮沸する必要があります。

使用後は、洗剤を使わずに水洗いし、 水につけたまま保管します。

乾燥させてしまうと臭くなったり、 本来の働きができなくなったりするし、湿らせておくとカビがつきやすい という保管の難しさがあります。

どうしても使っているうちに、目詰まりしてくるので、”こす”時間が、かかりすぎるようになったら、 交換しましょう。

(1)ネルドリップ

道具

・ネルフィルター
(ネルの袋に取っ手が付いたもの。浅いもの深いものなどがある。)

※起毛した側を外側にするという考え方、内側にするという考え方があります。私は、外側派でしたが、今度は内側にして比べてみたいと思います。

・ポット(やかん、急須などでも代用可能)

・サーバー
(コーヒー液をためるもの。メジャーカップ、雪平鍋などでも可。)

入れ方の概要

ネルフィルターを絞って余分な水分をとり、 中挽き豆を入れます。

蒸らしのため、最初は静かに中心部分にお湯を注ぐ。
(小さじ1杯程度コーヒー液が落ちてくるくらい)

30秒ほど待って、、 2回目の注湯。

ゆっくり、ネル生地に直接湯を当てないように。

お湯が落ちきる前に、3回目。

分量を見て、適量になったら、サーバーからはずします。

特徴・注意事項

ネルドリップは、コーヒー専門店の入れ方、というイメージが強いです。北海道では宮越屋珈琲がネルドリップで入れているのは有名です。
ネルの管理が面倒ですが、それを差し引いても、やる価値のある入れ方です。
舌触りが良くて、しかもこってりしたコーヒーはネルドリップならではです。

(2)サイフォン

道具

・サイフォン一式 (サーバーなども必要ありません。)

入れ方の概要

フラスコの中に水(お湯)を入れ、下からアルコールランプで加熱します。

ロート部分には、ネルを巻きつけたフィルターがセットされていて、そこでコーヒーが”こさ”れます。 コーヒー豆はこのロートに入れます。

お湯が沸騰してきたら、豆の入ったロート部分をしっかりフラスコ部分に差し込みます。

まもなくフラスコのお湯が、すぐにロートに上がってきくるので、それを適宜かき混ぜます。

少し置いてからアルコールランプをはずすと、ロートからフラスコに液体が戻ります。 理科の実験のようです。

見た目がうれしい、入れ方ですね。

特徴・注意事項

器具は繊細で、壊れやすいので扱いには注意が必要です。

ネルが巻かれたフィルターは、紙に比べてオイルを通しやすいので、オイルの豊富なとろっとしたコーヒーが入れられます。

このフィルターは、ネルと同様に、水につけて冷蔵庫で保管します。

このフィルターの管理が面倒です。

お湯が上に上がってからの時間や、かき混ぜ方などを決めておけば、誰がやっても失敗が少ない入れ方です。(2015.08.15)

メタルフィルター系=金属で”こす”コーヒーの入れ方 | 道具と特徴

コーヒー豆の味をストレートに味わうことができる反面、舌触りがよくないことが多く、好き嫌いのはっきり分かれる入れ方 といえると思います。

(1)コーヒープレス
=フレンチプレスと呼ばれることもある

スターバックスで推奨されている入れ方です。

道具
・コーヒープレス(紅茶を入れるメリオールと同じもの)
※特別なポットは必要ありません。普通にお湯が注げれば良いです。

入れ方の概要
コーヒープレスの中に、粗挽きの豆を入れ、 沸騰直後のお湯を静かに注ぎます。
※この、豆とお湯の量が濃度を決めます。

自分好みの濃さを決めるには 何度かやってみる必要があると思います。
ちなみに、スターバックスの推奨は豆10グラム、お湯180ccです。
お湯の量を正確に測りたいときは、デジタルはかりを使いましょう。

豆を入れたコーヒープレス全体を測りに載せて、リセット。
お湯の量が数字で確認できます。
あるとき、思いつきました。
これは、とってもいい方法です。

軽くかき混ぜて、つまみを上げたままフタをします。

4分たったら、つまみをグッと押し下げれば出来上がり。
豆と液が分離されます。

特徴・注意事項
コーヒー豆とお湯が接している時間が長いので、豆は粗く挽いたほうが良いです。

紙やネルに比べると目が大きいので、おいしい成分である脂分などもきちんとカップに入りますし、あまり歓迎できない微粉も入ります。

つまり、豆の良し悪しが判りやすいと言えます。
いい豆のときだけ、使いたい器具です。

(2)ゴールドフィルター
道具
・ゴールドフィルター(1杯用と2~6杯用は形や使い方が違います)
・ポット(やかんや急須でも代用できます)
・サーバー(コーヒー液をためるもの。透明なメジャーカップでも可。)

入れ方の概要
2~6杯用・・・ペーパードリップ用のドリッパーと同じ形をしています。
ドリッパーに金属のフィルターが付いていますので、そこに直接豆を入れて、
ペーパードリップと同じ手順で落としていきます。

ペーパードリップと同じように豆は中挽きが良いですね。
紙よりも、速く落ちやすいですから、ゆっくり注ぎましょう。
コーヒーメーカーにセットすることもできます。

1杯用・・・直接カップに載せて入れることが多いです。
カップ状の本体の内側に、プラスチックの内容器が収められています。
それをはずして、メッシュの上に豆を入れます。
それから内容器をかぶせて、容器の上まで、お湯を注ぎます。

すぐに、落ちてはこないので、あせらず待ちましょう。
この時間が、おいしさを引き出すためのポイントです。
3分ほどで落ちきるのがいいと思います。 豆の挽き方で時間が変わってきます。

特徴・注意事項
「プロはゴールドフィルターを使う」と聞いたことがあります。
豆本来の味がわかるということが一番の理由だと思います。

・フレンチプレスよりも 目は細かい
・ 豆とお湯が接している時間が短い
ということから、同じ金属でもすこしまろやかな気がします。

それでもコーヒー液の中に微分は入ってきますから、苦手という人はいると思います。

(3)直火式エスプレッソメーカー=マキネッタ=(モカ・エクスプレス)
日本ではエスプレッソメーカーと呼んでいますが、本場イタリアではマキネッタ。

エスプレッソとマキネッタで入れたコーヒーは別物と考えるようです。

入れ方は、別ページにアップしました。下記リンクからどうぞ。
直火式エスプレッソメーカーの使い方 | 自宅で濃いコーヒーを飲みたい

(2015.08.15)