黒澤明のコーヒーゼリー NHK「グレーテルのかまど」を見た

スイーツ男子という言葉も定着してきたらしいですね。

2014年2月7日(金)のグレーテルのかまどは、
ダンディーな大人のスイーツ というコンセプトでした。

この番組、いつも見ているわけではありませんが、 今回はたまたま。

黒澤明のコーヒーゼリーが最初に登場しましたが、
HPを見ると10月4日にすでに取り上げられていたらしいですね。
黒澤監督は、特注の「黒澤ブレンド」を愛飲していた・・・とのこと。

また、それを使ったコーヒーゼリーがお気に入りだったそうです。
娘の和子さんが、食事の用意と共に、毎日手づくりしていたそうです。

コーヒーをゼラチンで固めただけというとてもシンプルなもの。
出来上がりはコーヒーの味に依存しますね。

砂糖の入っていないゼリーに、生クリームとシロップをたっぷりかけるのが
黒澤流だとか。 なので、その黒澤ブレンドが最も重要。

5種類の豆を等量混ぜると言うことでした。

コロンビア 、ブラジル、ハイマウンテン(ジャマイカ産のブランド)
ペルー、ロブスタ(品種名・・・下記参照)

娘さんは、「酸味が強くて、しかも濃いコーヒー」と話していました。

豆の写真を見る限り、どれも深煎りのような感じでした。
深くしても酸がしっかり残るような、上質の豆が使われていたと推測します。

ロブスタは、国や農園の名前ではなく品種名です。

コーヒーは大きく分けるとアラビカ・ロブスタ・リベリカ3つに区分されますが、私たちが豆として手に入れているのは、多くはアラビカ種です。

ロブスタは、栽培コストが低いのですが、味に深みがなくインスタントコーヒーの原料などに使われることが多いものです。

ロブスタコーヒーノキ(Wikipedia) 

——–wikipediaより引用—————-
一般的にはロブスタコーヒーよりもアラビカコーヒーのほうが口当たりがよく高級品と考えられ、ロブスタコーヒーは低品質なブレンドコーヒーの量増しのために混ぜられたり、インスタントコーヒーの原料に用いられる。
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なので、実は、このロブスタが一番手に入りにくいと思います。
このロブスタによって、特徴のある、強いコーヒーができたのかなと思いました。

ベトナムコーヒーも、このロブスターを使っていますね。
(ベトナムはロブスタの生産が盛ん)

この黒澤ブレンドには大いに興味があるのですが、
すべての人が気に入るとは思いません。

黒澤監督に敬意をあわらしつつ、あえて声を大にして言いましょう。

おいしさは、人それぞれなのです。

(2014.02.10)