今まで注ぐタイプの浸漬式抽出を何度も行ってきましたが、条件は細かいところで違っていました。
その評価も感覚的だったなと思います。
「”注ぐタイプの浸漬式抽出”を究める!」シリーズを行うにあたって、条件を定めました。
材料と器具
◆豆:16g(焙煎度合はフルシティ)
◆お湯:300ml
◆抽出容器(ジャグ)(お湯と豆を混ぜる容器):ニッコー・ハンセン PC計量カップ300ml
※私がこの容器を選んだ理由
・目盛りは300mlまでですが、400ml程度入ります。
ジャストサイズで、お湯の注ぎすぎを防げる。
・耐熱温度120度。
・PCはポリカーボネートのこと。透明感が高い。割れない。
・取っ手付き。
・実験器具も手掛ける会社の製品。
・値段も現実的。ヨドバシ通販で、500円程度。
器具の比較条件
ミル:電動ミル:富士ローヤル(業務用)・ナイスカットミル・ボンマック(業務用)
ハンドミル:1Zpresso(イージープレッソ)・ハリオ・TIME MORE C3・TIME MORE C5・キングラインダー
ドリッパー:ハリオV60・カリタ・メリタ・コーノ・100均のドリッパーなどなど
手順
1)16gの豆を挽いて、ジャグに入れてキッチンスケールに載せる。
2)そこに300mlの熱湯を注ぐ。スプーンで豆を押し込み、2回転させ、かきまぜる。
3)ストップウォッチスタート。2分たったら、注ぎ始める。
4)極端に早くも遅くもないペースで注いでいく。
終わり際には、ジャグを数回回転させて、豆とお湯をなじませ、
ジャグにできるだけ豆が残らないように注ぎ切る(条件を整えるために)
5)落ちきったところで、ストップウォッチを止める。それを落ち切り時間とする。
この基本の手順を決めるまでに、ハリオV60で次のような比較実験を行いました。
(1)豆の入ったジャグにお湯を注いだ後、かき混ぜないで2分後に濾す。落ち切り:4分18秒
落ち切りはスムーズ。味はやや物足りない。
(2)お湯を注いだ後、ぐるぐると数回かき混ぜて、2分後に濾す。落ち切り:4分9秒
微粉が拡散するので、遅くなるのではと予想したが、落ち切りはかえって早いくらい。
コーヒーとしての満足感はある。
(3)お湯を注いだ後、2回かき混ぜて、2分後に濾す。
液が少なくなったらジャグを回転させて豆を浮かせて、豆ごと注ぎ切る。落ち切り:3分45秒
落ち切りはスムーズ。これも予想に反して、豆をジャグに残した(1)(2)よりもさらに速いタイム。
珈琲としての満足感もある。
判断しやすいやり方を基準にしようと思い、(3)を手順に採用しました。
検証ポイント
・落ち切時間
・最終盤にもたつきはないか
・淹れた珈琲液の味わい
当面は、この基準に基づいて、器具の違いによる差を検証していきたいと思います。
検証を進めている途中で、手順による差が考えられるようなら、手順の違いも検証します。
課題
このシリーズ開始の動機は、「浸漬式で淹れたとき、落ち切らないことが多い。すっきりしない。」という感覚でした。
ドリッパーはいつもハリオV60を使っていたので、
〇浸漬式のフィルター部分としてV60はあまりよくないのではないか。
と考えるようになりました。
また、
〇検証することで、浸漬式抽出で「すっきり」を感じられるようにすれば、多くの人に喜ばれるのではないか。
という気持ちもありました。
ただ、改めてV60を使ってみると(上記の(1)~(3))、今のところ落ち切りに問題が出てこない。
だいたいスムーズに進んで、落ち切る。
あの、「落ち切らない。じれったい。」という思いは何だったのでしょうか。
何度も感じたことなのに。夢でも見ていた? それはない。
今となっては、【どんな条件の時に「落ち切らない」のか】を明らかにすることが重要かもしれません。
そのことも意識してこれから、検証していきます。
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